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介護人材と現場業務のジレンマ

2023年現在で「人員が足りすぎて困ってしまう」という福祉施設は少ない(だろう)。

厚生労働省より

2025年には37.7万人介護人材が足りないというデータだ。
配属先の施設でも充分に人材が足りているとはいえない(運営基準は満たしている)。
このデータが現実となっているのをヒシヒシと感じる。

今回の結論は
介護人材を多く確保しようとすると質が落ちるので現場業務を簡単にする必要がある。
業務を簡単にすることで、「考える」ことをしなくなるので質は上がっていかないというジレンマに陥る

労働人口は減っていく。どこの業界も人手不足でこれからより顕著になっていく。
人は人気のあるものに寄せられていく。
仕事もそうだ。人気業界に流れていきやすいことは想像しやすい。優秀な人材もそうだ。

介護業界はどうだ?人気職種ランキングや年収ランキングで上位に入っているか?僕は見たことがない。介護を盛り上げて人気職種にすればいいじゃないかとフガフガ鼻息を荒げていた20代だったがもう40代。出来ないことに時間を使っている余裕はない。

熱意ある経営者に優秀な人材が集まってくるケースはある。
例えば「マッチョ×介護」のHIDAMARI GROUPだ。ホームページを見れば明らかだ。クールだ。若手を取り込みたいならホームページやSNSのデザインは欠かせない。

組織が大きくなればなるほど仕組みを変えていく必要がある。
「30人・50人・100人の壁」だ。
大きくなればなるほどトップの声は届きにくくなり理念の共有が難しくなる。
理念に共感し入社してしてくることはすくなくなってしまう。

介護業界に優秀な人材が入ってくる可能性が低いと仮定して(確率論だから仕方ない)おいたほうが良さそうだ。

介護現場でAIやロボットが活かせるのはまだ先だろう。介護現場にはまだまだ人が必要だ。

今は、オペレーションを誰でもできるように簡単にすることに時間を費やしている。
人を成長させるには時間がかかる。
今すぐは人が必要。

ずっと問題を解き続けるんだろうな。
#嫌いじゃないよ笑

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