草方良月

くさかた よしつき と申します。 小説/ショートショート/文芸 (Twitter) …

草方良月

くさかた よしつき と申します。 小説/ショートショート/文芸 (Twitter) 草方良月@書いてるときは無我夢中 (@kurrosi_ocean)

マガジン

  • 日記,エッセイ,その他

    小説以外に徒然なるままに綴っています。

  • ショートショート小説

    1話完結の、ショートショート小説を集めました。現代小説からファンタジー、ミステリーやホラーまで、幅広いジャンルを揃えています。

  • 若さゆえの選択

    万華鏡職人を志す主人公、詩乃の成長物語。周囲の反対や対立にも心折らず、自分の信じる道を歩む決意をした主人公。主人公だけでなく、主人公の周りの視点からも、各々の人物の考えや内面を深く掘り下げていきます。

  • 庭園探訪

    緑溢れる庭園や、心癒される水辺の風景。大好きな庭園を訪れた際の1コマを、写真として保存しています。

  • あの日の生姜レモネード

    総合商社を辞めてまで、私がドリンクのキッチンカー販売を始めた理由。それは、あの日木根さんに飲ませてもらった一杯の生姜レモネードがきっかけだった。――生姜レモネードによって紡がれる、救いの循環の物語。

最近の記事

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ショートショート 紅と蒼

 路上や街中で、ふと猫を目にしたとき――。  紅を思い出すことがある。  幼い頃の私を救ってくれた、あの勇敢な猫のことを。  わずかに赤みがかった身体の色から、紅、と近所の人には呼ばれていた。 「紅、また来たんかい?」 「ほら、紅。エサだよ」  近所に住む人たちに、その猫は共通の名前で呼ばれていた。  ある時は、ミャーオと鳴いてすり寄っていくかと思えば、またある時は、ぷいっと知らんぷりしてそのままどこかへ行ってしまう。  不思議な猫だった。  猫らしいふてぶてしさと愛嬌が

    • 工夫することが今の楽しみ (コーヒー・万年筆・料理)

       2024年11月7日(木) 7:38、家。  散歩から帰って来て、コーヒーを淹れたところ。 【今日のコーヒー】  コーヒーを入れようとした時、粉が残り6gしかないことに気づいた。  いつもは4:6メソッドでコーヒーを入れるとき、基本に忠実に20g使っている。圧倒的に粉の量が少なく、少し困った。  (さて、どうするか・・・)  俊巡した末、残り6gのカフェイン入りの粉と、別にあったノンカフェインの粉14gをブレンドすることに。  淹れ終わったコーヒーに、恐る恐る口をつ

      • 一日千秋の想い (万年筆に載せて)

         2024年11月6日(火) 7:39、家。  散歩から帰って来て、コーヒーを淹れたところ。 【散歩中の不調】  散歩のため家で出て、宙を見上げた時ーー  分厚い雲の層が、幾重にも折り重なった空模様が目に入った。どんより重く、降り出しそうで降らない曇り空。 (陽が差してほしいな・・・)、そう思いながら、いつもの散歩コースへと足を進める。  歩き出すと、身体に異変が起きた。  いつもの散歩コース、全体の1/4もいかないところで、 急に身体がしんどくなった。  (今日、歩

        • 久しぶりのおうちモーニング

           2024年11月5日(火) 8:06、家。  散歩から帰って来て、コーヒーを飲みながら書いてる。 【久しぶりのおうちモーニング と今日のコーヒー】  連休中、フレンチトーストを作るために買った食パンが1枚余っていた。元々5枚入りで、2枚はフレンチトーストに使い、2枚は鱧のアクアパッツァのスープに浸して食べ、残った最後の1枚。  (どうしよう…..?)  考えた末、定番だけど朝のモーニング (トースト)にして食べることにした。  外出して、カフェでモーニングとしてト

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        ショートショート 紅と蒼

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        記事

          不安定だからこそ愛おしい (万年筆)

           2024年11月4日(月) 23:04、家。  就寝前のひととき、静かに日記を綴っている。 【万年筆とインク】  何故だろう、昨日はかすれてて薄かった万年筆のインクが、今日は地に足がついたようにバッチリと、ヌラヌラ出てくれる。この、必ずしもいつも一定のパフォーマンスが出るとは限らない不安定さ・ランダム性が、僕は嫌いじゃない。  まるで、万年筆そのものが生きていて、その日その時によってコンディションに差があるように感じられ、個性的ですごく良いとさえ思ってしまう。「あばた

          不安定だからこそ愛おしい (万年筆)

          愛用の万年筆を使う、心地良くて大切な時間

           2024年11月3日(日) 12:43、上島珈琲。  Lサイズのネル・ドリップコーヒーをほとんど飲み終えたところ。読んでいた本の方に集中していたため、味はほとんど覚えてない。  万年筆、今日も書き心地に問題は無く、ペン先がよく走っている。ただ、何となくインクが薄い。  サラサラは書けている。でも、インクがもう少し色濃く紙に載ってくれた方が、気分が上がる。  インクを補充してしばらく経つタイミングで、時々こんなふうになるんだよな。サラサラより、ヌメヌメ書ける方が自分好み。

          愛用の万年筆を使う、心地良くて大切な時間

          辛い時、自分を支えてくれるもの (万年筆と日記)

           2024年11月2日(土) 21:50。  いろいろあって、今日はあまり書けない。心が重い。  本来は、そういう時こそコンスタントに書くべきなのだろう。でも、ちょっと書く気にならない。 ーーーーーーーーーーーーーーー  という部分まで、スマホの画面を直接タップして書いていた。  見ての通り、内容は何も無い。でも、Note の連続更新日数は維持したくて、何はともあれ記事は投稿しようと思ったから。  けれど、実際にスマホでタップした「ちょっと書く気にならない」とは裏腹に、

          辛い時、自分を支えてくれるもの (万年筆と日記)

          奥深い酸味のマンデリン

           2024年11月1日(金) 7:42、家。  散歩から帰って来て、コーヒーを淹れたところ。  昨日より、若干風が吹いて肌寒い。いつもの散歩コースを歩いていると、ほんの1週間前と比べても樹々の葉が大分落ちたような気がする。  葉が黄色や紅へ色づく樹々もあれば、葉が落ちてむき出しになった細い枝が目立つ樹もあって様々。秋から冬に向かう中での、樹々たちの衣替え。いろんな意味で、山が賑やかに、彩りを増していく様子が楽しい今日この頃。 【今日のコーヒー】  ちょうど昨日で、『森彦

          奥深い酸味のマンデリン

          仕事するのが勿体ない(笑)

           2024年10月31日 8:12、家。  散歩から帰って来て、コーヒーを淹れたところ。  一段と冷え込み、今朝は布団から出るのに勇気がいった。秋から冬に移り変わるこのタイミング、これからさらに布団から離れ難い朝が増えてくる気がする。  昨日とは打って変わった快晴で、空気が澄んでいる。くっきりとした秋晴れの空で、たなびく雲の白さが背景の青に映えて眩しい。 【今日のコーヒー】  今日のコーヒーは、昨日と同じ粉、同じ4:6メソッドで湯量や抽出タイミングは同じ。ただ唯一違う

          仕事するのが勿体ない(笑)

          機嫌が良くて安心した (コーヒーと万年筆)

           2024年10月30日(水)8:05、家。  傘を差してでも、散歩に行きたい。でも、雨だけじゃなく風も強い状況のため、さすがにちょっとまだ外には出づらい。仕方が無いので、今日は日記を先行して書く。 【今日のコーヒー】  4:6メソッドで、丁寧に淹れた。  ゆっくり少量ずつお湯を注ぐと、お湯で蒸されたコーヒー粉の表面にコポコポと小さな気泡がいくつもできる。その様子が、まるでコーヒーが生きていてお湯に反応しているようで、淹れてて楽しい。    (昨日飲んだ、上島珈琲のネル・

          機嫌が良くて安心した (コーヒーと万年筆)

          コーヒーと万年筆

           2024年10月29日(火) 7:41、上島珈琲。  久しぶりの出社で、オフィス近くのカフェで書いている。  いつ降り出しそうとも分からない、暗くどんより沈んだ空模様。気温も、ここ数日間の中でグッと冷たい。  マズい・・・。  万年筆で綴っている字が、さっきから所々かすれている。そぉーっとインクタンクを覗くと、もうほとんどインクが無い。やっぱりか。このページを書き切れるかどうか、ちょっと心配だな。 【今日のコーヒー】  上島珈琲のネル・ドリップコーヒー。  万人が飲

          コーヒーと万年筆

          日記_2024年10月28日(月)_気持ちの整理がつかず、投稿できない

           7:39、家。  散歩から帰って来て、コーヒーを淹れたところ。しとしとと小雨が降っていたが、平日で勤務日ということもあり、パフォーマンスを上げるため散歩には行きたかった。だから、レインシューズを履いて傘を差し、散歩に出かけていた。 【今日のコーヒー】  金曜以来、家で飲む久しぶりのコーヒー。粉は 、『AGF 森彦の時間 森彦ブレンド』。今日は4:6メソッドで、70g:70g:70g:50g:40gの分量ずつお湯を注いだ。  とても丁寧に淹れられたと思う。その甲斐あってか

          日記_2024年10月28日(月)_気持ちの整理がつかず、投稿できない

          相棒への感謝 「いつも、本当にありがとう」

           13:36、新宿駅地下のタリーズ。  お昼に渋谷で予定があり、終わって新宿まで移動してきたところ。相間を見つけ、日記を書いている。  何だろう、自分がどんどん、空虚な人間になっていくような錯覚を覚える。中身がペラペラの、薄っぺらい人間。心に栄養を与え、豊かな人間になるにはどうすればいいの?  多分、何かに没頭・没入して日々楽しいことや楽しい時間を増やしていけばいいのだろうとは思う。抽像的だけど、きっと間違ってはないはずだ。  何か、気疲れしている。  最近、“疲れた”

          相棒への感謝 「いつも、本当にありがとう」

          日記_2024年10月26日(土)_疲労蓄積・意識朦朧

           13:24、近所のカフェ。  家で昼食を済ませ、カフェに来て書いている。少し眠たい。身体がぐったりしている。毎朝の習慣が起因して、今朝も5:20に一度目は覚めた。けれど、どうしても起きられずそのまま二度寝。8:20くらいに、トイレに行きたくなってようやく起きたというところだった。  日記という意味では、今日はとりたてて書くことがあまり無い。残念なことに、そういう日に限って万年筆のインクフローが抜群に良い。ヌルヌルと心地良く筆が走る。  何冊か本を読んだが、頭がまるきり動

          日記_2024年10月26日(土)_疲労蓄積・意識朦朧

          金曜夜のドビュッシー

           21:34、家。  約一週間ぶりに、普段の朝ではなく夜に日記を書いている。  昨日、夜に予定があって外出。帰宅したのが23時くらいだった。くたくたに疲れていて、シャワー・歯みがき等を済ますと時刻は0時近く。迫り来る必睡魔に必死に抗いながら、何とか布団に潜り込んだ。  今朝、いつもの習慣で5:20くらいに目が覚めた。ぬくぬくと心地良い具合に温まった布団に包まれながら、一方でまだ身体にぐったりとした疲労の色が濃いことを感じた。  「もっと寝させろ」  身体がそう叫んでい

          金曜夜のドビュッシー

          小さな挑戦に、大きな自由を感じる

           2024年10月24日(木) 7:18、家。  散歩から帰って来て、コーヒーを淹れたところ。  この時間に日記を書くのは久しぶり。  最近は、早くても8時前か8時過ぎくらいになっていたから。  朝の時間に余裕が生まれると、気持ちにもゆとりができて穏やかに過ごせる。 【今日のコーヒー】  さて、今日のコーヒー。  戸棚からキャニスターを取り出した時、思わず目を見張って硬直した。  粉が、ほとんど残ってないーー  実際にスケールで測ると、12.3gだった。  いつもは

          小さな挑戦に、大きな自由を感じる