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多民族共生

現在、日本には282万人の外国人が住んでいる。44万人が在日コリアン、45万人がベトナム人、74万人が漢民族である。かつては在日コリアンが圧倒的に多かった。

在日コリアンが日本に多い理由。それは日韓併合が1910年、強行されたからだ。在日コリアンはもちろん本国の韓国、北朝鮮の人々は今でもこの屈辱を忘れてはいない。

韓国、朝鮮人と日本人の間に刺さったとげ、これが日韓併合の歴史といえるだろう。

日本人には多民族共生など無理なのだ。
それは日韓併合35年の歴史がハッキリと示している。
日本人、コリアンの間に不信と憎悪しか残さなかった。
日韓併合の失敗は歴然としている。

「将軍様の錬金術」キム・チャンジョン(新潮社)
この本は終戦後の在日コリアンの簡単な歴史書である。
彼らは終戦後、日本国籍をはく奪された。日本人ではなくなったのである。
それに伴い、学校へも行けず、就職でも差別された。彼らはやむなく自営業者になるしかなかった。パチンコ店、いかがわしい不動産屋、闇の高利貸しなどである。
しかし、事業をやるには資金が必要だ。日本の金融機関から冷たくあしらわれて途方に暮れた在日コリアンは自分たちの銀行を作る以外なかった。それが朝鮮信用金庫、略して朝銀である。

朝銀はバブル経済までは順調な成長を遂げる。しかし、北朝鮮の金正日への多額の献金やバブル崩壊後の不良債権処理で事実上消滅してしまう。


パチンコについても詳しい説明がある。パチンコはギャンブルだ。
パチンコに手を出して依存症になり自己破産してしまった人。
消費者金融に借金までしてのめりこむ人。皆、日本人である。
自殺してしまった日本人も数多い。

何よりパチンコについて許しがたいのは日本の警察である。パチンコを取り締まる役割を担っているのは警察だからだ。それなのにパチンコの業界団体に警察のトップが天下る構造が出来上がっている。


北朝鮮から拉致被害者が返ってこないのも20兆円ともいわれるパチンコの経済規模に目がくらみ、苦しんでいる拉致被害者家族を無視している当局の腐敗が原因なのは明らかだ。

拉致問題が明るみになって、日本と韓国、北朝鮮、在日コリアンの関係はますます険悪なものになった。

ただ、私はこのような事態を引き起こしたのは1910年の日韓併合だと考える。そして、コリアンを無理やり日本人化しようと日本文化を押し付けたこと。
多民族共生の実験を日本は113年前に強行し、見事に大失敗して今でもその後遺症に苦しんでいるのだ。

現在、我が国ではしきりに多民族共生社会の実現などというスローガンを発している政治家が多い。

しかし、歴史を振り返ってみてほしい。我々は韓国、朝鮮人との間で多民族共生社会の実験を行って大失敗したのだ。

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