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従業員のワークエンゲージメント(やる気)を高めるのに考慮すべきポイント

「従業員のやる気が下がってきた」
「自分自身のやる気が上がらない」
「やる気に関係する要因を知りたい」
「やる気を調べる方法を知りたい」

これらを解決するきっかけになる記事です。

ワークエンゲージメント(やる気)とは

①仕事に誇りややりがいを感じている(熱意)
②仕事に熱心に取り組んでいる(没頭)
③仕事から活力を得ていきいきとしている(活力)
これら3つが整った状態をワークエンゲージメント=やる気が高い状態となります。

ワークエンゲージメントを高めるメリット

①労働生産性を高める
従業員のワークエンゲイジメントが高ければ、労働生産性が高められます。
②健康増進できる
従業員のワークエンゲイジメントが高ければ、抑うつや不安が低く、心臓の自律神経活動が良好で、睡眠の質がよく、炎症反応のリスクが低く、心理的苦痛や身体愁訴が少ないことが明らかにされており、健康増進に貢献してくれます。

このようなメリットが考えられます。
つまり、組織や従業員自身にとってメリットがあります。

では、どんな要因がワークエンゲイジメントに関係しているかをみていきたいと思います。

ワークエンゲイジメントを規定する要因

仕事の要因と個人の要因がワークエンゲイジメントを規定すると言われています。
それぞれどんな要因なのか整理していきます。

①仕事の要因

・上司からのパフォーマンス・ フィードバック
・社会的支援
・上司によるコーチング
・仕事のコントロール
・革新的な風土
・報酬
・承認
・組織と個人との価値の一致
などが関係することが報告されています。

②個人の要因

・目標設定
・動機づけ
・パフォーマ ンス
・仕事や生活への満足感
などが関係することが報告されています。

次は、ワークエンゲイジメントをどのように調べるかをまとめていきます。

ワークエンゲイジメントを調べる方法

・ユトレヒト・ワーク・エンゲイジメント尺度
仕事のやる気に関する質問票になります。

https://hp3.jp/wp-content/uploads/2017/10/@UWES_17-Japanese-manual_ver1.3.pdf

・仕事の資源(強み)
生産性と健康度の向上がどの程度かを把握できる質問票になります。

下記リンクのp19ページに質問票があります。

https://hp3.jp/wp-content/uploads/2019/06/02.1.pdf

これらの質問票を使うことで、従業員のやる気がどの程度なのかを把握できます。

では、上記内容の活かす方法をまとめていきます。

ワークエンゲイジメントの情報を職場で活かす方法

①質問票でワークエンゲイジメントの状況を把握
②判明した課題に対して、対策(ワークエンゲイジメントを規定する要因を参考)する
③半年や1年後に質問票を実施し、前回のデータと比較
④新たな課題対策などを実施

組織により課題は異なることが言われています。一般的に「○○が問題となっている場合は、○○」と言われていても、どこでも同じような結果になるわけではありません。
組織ごとに課題を把握し、対策をすることが重要になります。

私の所属する組織では、まずは健康課題の把握を行いますが、今後は、やる気を含め全体的に従業員の状況を把握していきたいと考えています。

まとめ

・ワークエンゲイジメントには、①仕事に誇りややりがいを感じている(熱意)、②仕事に熱心に取り組んでいる(没頭)、③仕事から活力を得ていきいきとしている(活力)の要素があります。
・ワークエンゲイジメントを高めるメリットには、生産性を高める、健康増進に貢献してくれます。
・ワークエンゲイジメントの規定する要因には、仕事の要因と個人の要因があります。
・ユトレヒト・ワーク・エンゲイジメント尺度や仕事の資源の質問票を使い、従業員のワークエンゲイジメントを知ることができます。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
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