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「ブレイム・ブレイズ」あらすじ
あらすじ
超文明が滅びて機械が暴走し、衰退した後の世界。スラムに住む少年・ホムラは「正義の味方」になるべく人助けをしながら暮らしていた。
スラムの人間をゴミ扱いする帝国の軍人が古代文明時代のナノマシンを持ち逃げした少女アヤメを探しスラムにやってくる。軍人たちの傍若無人な振舞いで幼馴染や親しい人を失ったホムラの元にアヤメが現れる。正義とは何かを問われ、答えられないホムラは幼馴染の危機を前にアヤメか
ブレイム・ブレイズ 第3話
①
アヤメが運転する車で荒野を走り、ヒマリは助手席。車は屋根の後部が開くタイプのジープで、ホムラは屋根の上であぐらを掻きながらナノマシン操作の練習をしている。
ヒマリ「どこ、いくの?」
アヤメ「反乱軍の本拠地」
ヒマリ「反っ……!?」
ヒマリが目を丸くして驚くが、アヤメは確信犯的に星を飛ばしてキャピキャピする。
アヤメ「あっれー? 言ってなかったっけ?」
ヒマリ「言ってない……」
図、帝都
ブレイム・ブレイズ 第2話
①
昼間の荒野。燦々と照り付ける太陽の下、そこら中に瓦礫が転がっており、傾いたビルや機械の残骸があちこちに見える。先導するアヤメは大汗を掻きながらへばっており、続くホムラは余裕の表情で手を頭の後ろに組みながら歩いている。
アヤメ「暑い……休もう」
ホムラ「これだからシティ育ちは。そんなんじゃいつまで経っても帝都にたどり着けないだろ」
アヤメ「そもそも帝都なんて向かってないケド」
ホムラ「ハァ!?
ブレイム・ブレイズ 第1話
①
晴天の下にそびえる瓦礫の山から赤い短髪の少年が這い出して来る。笑みを浮かべて掛けていたゴーグルをあげる。
ホムラ「うーん、良い天気だ」
やせ細った犬が近くを通ってホムラを威嚇する。ホムラはメッセンジャーバッグを漁り、ガラクタの機械類を落としながらキノコを取り出す。
ホムラ「お前も腹減ってんのか。喰え」
犬がきのこに食らいつく。ホムラの腹が鳴り犬が顔をあげるが、ホムラはやせ我慢して笑う。