見出し画像

聖なき後の時代 和を以て貴しとなす Vol.07

古来より、日本に住んでいた人々は争うことを良しとしない人々。
なんでも受け入れ好奇心旺盛で、慈しみ深く、賢く、気高く勇敢。

自然と調和した温和な社会がながらく続いていたところ、7300年前ごろに端を発する鬼界カルデラ大噴火をはじめ、群発噴火や地震、干ばつといった天災、飢饉や疫病が乱発した後の時代。

数千年かけ別々のルートで帰化した人々によってもたらされた多種多様な価値観や文化が根付く過程において、少なからず争いの種が蒔かれ、時に発芽し倭国大乱などが起こったりもしました。

それでもなお、当時の人々はすべては起こりうる事態として予期していたかのように、むしろ意図的に精神性を封じるべく、全国各地に様々な創意工夫が行われた痕跡が残されています。各地域のお祭りや風習、逸話や所以、神社などに残る風土記など。

物質時代への船出は今より五千年ほど前、徐々にそして確実に事はすすめられました。崇神天皇の御代に精神時代は完全に終わり、混沌の物質時代がスタート、今から1800年ほど前のことでした。

このように、我々のご先祖様は、あえて精神性を眠らせたうえで、物質的な社会を形成し混沌の渦中に自ら乗り出したということです。

・・・一体どうして?
それは精神と物質との併合のため。とはいえ、一旦精神性を破壊するのは諸刃の剣、でも子孫を信じ託したのです。

さて今現代、我々は偉大なご先祖様たちからどう見えているでしょうか?

贔屓目に見ても首の皮一枚といったところではないでしょうか。

五十鈴川のせせらぎに耳を傾ける

まだ虫の音(声)ムシノシラセは聞こえているか?

この世のすべては振動、ある周波数帯が鍵。

心音とは心の声、つまり五十音。

魂とは世界そのものであり、その胎動は波動。

魂の胎動こそ心臓の鼓動、その波動が心音。これが世界の真理。

魂の声に耳を傾ける人々のことを、魂知りヒシリと呼ぶ。

そして、魂知りの代表をヒジリと呼ぶ。

かつて聖は言霊をもって世界へ道徳を説いた。

世界が道徳中心の世界、これを『エの次元』という。

これより世界は再び言霊、エの次元を目指す。

言霊の配列、アイエオウの時代。

タカマハラナヤサ高天原の時代。

ついにやってきた物質と精神の併合。

八重の菊花紋の真の意味。

玉の緒(魂の緒)、次元と時空を超えし龍。

我々が未来で起こしたビックバン。

今こそ言霊を発動させるとき。

四十八音ヨハネから五十音イスズへと。

こうして世界(宇宙)のプログラム言語、五十音は完成する。

言霊ウから天津太祝詞音図(言霊エ)となりて

この世界の人々、とりわけ我々日本人は自分達がいまだ神話のなかに生きている自覚がない。

まだわからないか? 日本から放たれた波動が巡り巡って帰ってきているだけだぞ?

どうして弘法大使空海が50音図を広めた?

『トホカミエミタメ』『アチマリカム』今こそ言霊を肝に銘じるとき。

神話は今なおこの国で続いているのだ。

真言を唱えるという実践する心の大切さが説かれる

おことわり

この度の連載「昴の心臓さざれ石」は、フィクションであり、ファンタジーであることをあらかじめお断りいたします。登場する名称等、実在する名称等とは無関係であることを御理解のほどよろしくお願いいたします。

いつも本当にありがとう。 これからも書くね。