忘れてしまわないように

振り返り、想い編。のようなもの。


提示された問いは、

今世紀末に、生きる100億人の人々が豊かに幸福に生きていくためには、どうしたらいいか。

この大きなテーマを噛み砕いて、世界を探り、考えたことが、豊かって、幸福って、何なんだろうということだった。

5年かけた自分なりの答えが、未来を思い描けること、その未来に向かってフェアに進もうと出来ること。

この答えを現実にしていくことが、自分の思い描く未来でもあるし、進んでいると感じられることを仕事にしたいと思った。

科学の営みに参加する、というのは、その簡単な実現の1つだろうと今でも信じている。いつか、これが当たり前の世界がやってくると確信するし、自分に実現のチャンスがあればやってみたい。

新しい仕事は、企業の中で同じことをやるんだと思えたから、選んだ仕事。未来の下絵を描くのは、研究者でも企業でもいいように思う。僕らが描く未来を、共有したいと思った消費者や投資家の方々に、未来を実現する方法として、僕たちの製品や会社を選んでもらいたい。

中にいる人にとっても同じだ。会社が描く未来を共有して、その未来を実現するために、商品を選ぶよりも、もっと、未来の実現に向けて出来ることとして、仕事を、研究をしてもらいたい。

自分にとっては、これまでの考えを広めようという努力とは違って、語りながら実践する段階になったと考えている。

そして行動しながら、ここで提示される今度の問いは、健康。医療的な健康、栄養的な健康、そして環境の健康。思い描く未来において、健康とはなんなのか、未来をつくろうとする時の健康とは。

自分の未来像に手を加え続けながら、完成を目指そうとする道のりは続く。

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