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身の丈を知る

メディアではしょっちゅう、人生に必要なお金を試算したデータを報道します。結婚資金にはじまり、マイホーム取得資金、子どもの教育費、老後の資金、医療代、介護代、葬儀代など、「このくらい蓄えが必要です」というふうに。
<省略>
そいうった数字は参考程度に留め、自分の身の丈で考える必要がありそうです。
そもそもお金は、入ってきた額しか使えません。足りないと心配などせずに、「やりくりで何とかする」くらいの気持ちでいれば十分。少なくとも、いらぬ心配に心が煩わされることがなくなります。

枡野俊明「小さな悟り」p207 三笠書房

「入ってきた額しか使えない」時代ではない

生活スタイルや価値観でも違うと思うけど「入ってきた額しか使えない」時代ではなくなったね。
「お金」が「現金」だけだった時代から「クレジットカード」「電子マネー」「仮想通貨」「投資」使い方が広がった。
気をつけないと「入ってきた額より多く使ってしまった」状態になる。
「計画的なローンを組んで支払っていく」そんな誘惑も増えた。
「初回無料」「3ヶ月無料」「6ヶ月無料」「オプションがお得」なんてお得感を全面に出して、結局誘惑に弱いお客を獲得する商売も増えた。
本当に必要でなくても、楽しみも大事、あったら便利、モノは言いよう。
「身の丈を知る」のは誘惑に負けて痛い目を見た時か・・

「経済」「経済」「経済」と連呼して大丈夫か?

2023年、国のトップがそんな宣言をしているのを聞いた時に思った。
効率、結果、資本主義、お金、経済優先に押し潰される人が増えないか?
経済も大事だけど、誘惑を誘発して誘惑に負ける人を増やさないか?
誘惑に負けてるんじゃないと思いたいけど、負けてる感じがする。
何を犠牲にしているか、よく考えないで「便利でとってもいい」と手にした物、過ごした時間、経験したことがあって、いい思いもしたと思う。
自分の生活しか考えない、自分が楽しく過ごしたい、自分は損したくない、そんな思いはずっと刷り込まれてきたような気がする。
本音でもあるけれど、違う思いや考えもあるし、矛盾だらけじゃない?


そして「身の丈を知る」

何度もそんなことを思っては、誘惑に負ける自分もいたり(@ ̄ρ ̄@)
いろんな人の人生に触れては、「身の丈を知る」ってどういうこと?
身の丈ってどう判断する?なんて歪んだ物の見方してみたり・・
価値観も判断基準も人それぞれで、楽しかったり痛い思いをしたり、いろんな経験から身の丈を知って、不便と言われることを楽しんだり、思い切ったチャレンジをしてみたり、そして欲が出て反省することもあるでしょう。
また、身の丈を知るのでしょう( ・∇・)


誘惑や不安につけ込む詐欺には要注意

個人情報はどこまで守られているのか怪しい時代。
引越そうといくつかの不動産屋に相談した時、僕の電話番号は不必要にいろんな業者に通知され、必要ない業者から日に何度も連日の電話やメール攻撃にウンザリした。
スマホやSNSを殆どの人が使う時代になり、電話からメール、ショートメッセージ、SNSを巧みに使って、誘惑や不安を刺激して詐欺の入口へ誘う手口は日常になっている。手口は常に進化して、配達物や取引の連絡を装ったり、金融機関や企業など一見本物と思える内容の通知を装ったり、本物の通知も怪しいと思うほどの世の中になったと思う。
身の丈を知って不必要なものには手を出さない方がリスクは低いけれど、こんな世の中の現状から遠ざかってるほど、騙されやすいリスクが高まってしまう。
信用は大事だけれど、まず疑うことも大事。


なんか、こんな感想でいいのだろうか・・と思いつつ書いてしまった。
最後まで読んでくださりありがとうございます。

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