「わずらさしさを最小限にしたサービスを設計する」

楽天がAmazonに対抗して、送料無料を力技で敢行しようとしましたが、
楽天市場出店者たちのホワイトナイト「コロナウィルス」によって、
この話は延期となりました。

そもそも楽天のほうがAmazonよりいい、と思わせるためには、
送料も大事ですが、「わずらわしさを開放しろ」と思うのは僕だけですかね?

買い物する手順を分けて考えると

1.HPを開く
2.商品を検索する
3.商品のページを開く

ここまでの手順は同じ。ここから道が分かれます。

※楽天の場合※
4.商品を買物カゴに入れる
5.購入ページへ進む
6a.お気に入りに登録しますか?のチェックボックスを外す
6b.この商店のメルマガを配信希望しますか?のチェックボックスを外す
6c.この商品に関連するメルマガの配信希望をしますか?のチェックボックスを外す
(実際、6~8は一括してチェックボックスが外せるのでここまでで6とします)
7.購入を確定する
終わり。

※Amazonの場合※
4.商品ページの「1click注文する」を押す
終わり。

全然違いますよね、どうですかこの楽天のわずらわしさ!

商品数でもなく、ページの見やすさでもなく、配送時間でもなく、ポイントの貯まり易さでもない。
この「めんどくささの違い」が楽天とAmazonの最も大きな違いであり、
楽天が乗り越えるべき唯一にして最大の壁だと思うのです。

前の記事でも書きましたけど、可処分時間を奪うビジネスは衰退する(byショウルーム前田裕二さん)
ので、これはいただけません。
楽天の買い物の手順なんて、ホリエモンが「そんなくだらないことで俺の大事な時間奪うんじゃねーよ!」
ってキレそうですよね。

実はAmazonも抜け目なくて、この1click注文、実は特許を取っていて、他のECサイトは真似できないそうです。
(2017年か2018年に特許の期限が切れたという話も。 #誰か教えて
(更にAmazonはゼロクリック注文というシステムを開発中という噂も。最早クリックすら必要なくなる)

リアルショップでも、買い物するときも、いちいちポイントカードお持ちですか?
とか聞かれるの(それも毎回!)どうなんでしょ。
そんなのいいから(欲しけりゃ作るし、持ってりゃ出す。そもそもレジの時間でカードの広告をすべきではない)
一秒でも早くお会計終わらせて下さい、って思うんです。だって僕の後ろに待ってる人いるんですもん。

お客様をわずらわしさから開放するサービス。
皆さんの仕事ではどうですか?
自分の仕事でも設計できるようにしていきます。

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