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美味過ぎないという極意

いつの頃からか定期的に餃子ブームってくるよな。肉汁餃子や羽根付き餃子、鉄鍋餃子、一口餃子とか宇都宮餃子に浜松餃子、宮崎餃子…ついには餃子の無人販売や自販機まで登場してるもんな。
昔から愛されてるチェーン店王将や満州もあるしローカルチェーンのホワイト餃子やテンホウ、みんみんや珉珉もあるよね。

俺も餃子が好きでかなり食べ歩いたなぁ。中華料理が大好きだから「とりあえずビールと餃子」なんて何回言ったかわかんないもんな。
ちなみに「dancyu」とか「おとなの週末」なんかで餃子グルメ特集をやってる時は必ず買うくらいには餃子が好きなのだ。
そう言えば「ラーメン」「カレー」「寿司」「蕎麦」の時も必ず買ってるな。 
改めて俺の本棚を見ると食べ物関係の本が漫画や情報誌も含めて8割くらいあるな。
食べ物の漫画もパッと目に付くだけで「包丁人味平」「ザ・シェフ」「おせん」「美味しんぼ」「包丁無宿」「スーパーくいしん坊」「ミスター味っ子」「江戸前の旬」「ラーメン発見伝」「味いちもんめ」「翔太の寿司」「酒のほそ道」…まだまだあるな。ってか古い漫画ばっかりだな。

池波正太郎、陳健一、大崎裕史、雁屋哲、ラズウェル細木なんかのグルメエッセイも一杯あるし。まるで四六時中食べ物のことを考えてるみたいだ。…実際そうではあるんだけどね。うひ。

話を戻そう。
餃子って「小麦粉の皮で肉餡を包む」という基本はあれど、皮の厚さも餡の量も形も大きさも結構違うからやっぱり好みも分かれると思うんだよ。
もちろんどれも美味しいんだけど、個人的には薄い皮に野菜の多い肉餡を包んだ小振りの餃子が好きなんだよな。そして俺は理想の餃子を今も追い求めているのだ。

俺の好みの餃子は、パリパリじゃなくていいし羽根もいらないし肉汁も出なくていい。皮も厚くなくていいし具も少なくていいし大きくなくていい。
むしろその真逆。

小振りの餃子で野菜中心の餡は少な目で、皮は極薄で餃子同士が全部くっついていて取り分けようとすると皮が破けてしまうくらいの餃子が大好きなんだけど、完全に時代に逆行している感じなのでなかなか出会えないんだよ。
でもさぁ、みんながみんな分厚い皮で具沢山な餃子や皮がパリパリで肉汁たっぷりの餃子を求めてる訳じゃないだろ!?そうだろ!?

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