朝がくる


朝がくる/ワールドエンドラヴァー

作曲:noBoo
作詞:吉岡果南


かかと踏んで駆け上がるあの通学路
まだ何も知らないまま抱いた小さな夢
ずっと心にあるまま大人になって
今日も同じ行き先の電車に揺られている

ずっと大事にしてきたものが
いつか誰かに笑われないように隣に
いることしか出来ないけど

今日は一緒に帰ろうか
無性に泣きたくなった日も
全部君の味方になる
誰かの信じた優しさに
手を差し出すことが出来たなら
今日も変わらず朝がくる


大切なことはいつも絶対黙ってる
何も言えない聞けないまま自転車を押した

誰にもなれなくて
夜中に飛び出した日達
過去に意味を持たせるのも
大丈夫、全部、君次第だ

今日は一緒に帰ろうか
報われなくて悔しくて
振り返らずに歩いても
1人じゃないと気づくだろう
眠れぬ夜も君と同じ空
今日も変わらず朝がくる

分かり合える喜びも
黙り込んだ悲しみも
大事な夢抱いたまま
傷ついた自分追い越して
あの階段駆け上ったなら
今日も変わらず
朝がくる




緊急事態宣言中、世界がどうなるかわからないまま、自分たちに出来ることは何なのかとすぐさま通販と配信環境を整えてオンラインでレコ発をしたときの曲。普通はライブで発表するものでしたが、ライブは一切できなくなり、リリックムービーを制作し、それを公開することで新曲発表としました。

世界が終わる日、君と2人で何をしようというのをコンセプトに当時活動しておりましたが、その自己紹介すらも憚られるほど世間は混沌にあり、こういう時勢だからこそ明るい応援ソングを作りましょうという意向の元書いたこの文章は自分の精一杯の言葉だったように思いますが、もっと負けないで!とか、走れ!とかがんばれ!ってわかりやすく背中を押すような歌詞にしてくださいと言われました。


今となってはそういった言葉に人々が励まされること、社会的意義があることは理解してますが、まあ腑に落ちず。

自分にとっての希望は、よかろうがダメだろうが等しく誰にでも明日は勝手に来るのだ。ということだったと思います。


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