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Pokémon Sleepは果たして睡眠改善の一助となるのか


Pokémon Sleepがリリースされた。とくに情報を追っかけていた訳でもないポケモンライト層の私だが、とりあえずやってみようと思い昨日の夜にインストールしてみた。

UIをパッと見て「ははぁ、さては子ども向けアプリだな」と思った。ポケGoが健康促進のために開発されたものならば、今回のアプリは毎晩遅くまでスマホをいじっては寝不足に陥っている現代っ子たちを健やかに就寝させるためのものだろう。さて、そう易々と思い通りにいくのか…??
あまり期待せず、とりあえずアプリに言われた通りにスマホを枕元に伏せて眠りについた。


さて、この所感は翌朝見事に覆された。
起きてまず、アプリの画面を見るとピカチュウが寝ていた。なにこれ可愛い。
私の幼少時代の尊い思い出に「ポケットピカチュウ」がある。略して「ポケピカ」だ。

検索してみたら古のピカチュウと再会できた。


歩いた歩数に合わせてピカチュウと仲良くなれる、いわば万歩計とたまごっちの融合体のようなものだ。小学校1年生の時、これが欲しくて欲しくてたまらなかった。今から思えばポケGoの前身ともいえる。


話を戻そう。朝起きたらピカチュウが寝ていた。寝ているポケモンは想像以上に可愛い。

その後チュートリアルを辿っていくと、昨晩の睡眠の質に応じてポケモンが集まってきていることがわかった。私は「ぐっすり」タイプ。2番目のポケモンはゼニガメだった。奴は甲羅の中で眠るタイプだった。きゃわ。
夫のセカンドポケモンは「すやすや」タイプのヒトカゲだった。初代御三家では圧倒的ヒトカゲ推しの私だった。自分の睡眠の深さを初めて恨んだ。


さて、眠ってポケモンを集めて終わりだと思っていたのだが、どうもそうではないらしい。

集まってくるポケモンは睡眠タイプによって変わるらしい。そして集まってきた全てのポケモンをゲットできるわけではなく、その中からサブレで仲良くなったポケモンのみが仲間になってくれるのだ。
そして仲間になったポケモンは木の実や食材を集める手伝いをしてくれる。一定の時間が経つと、お手伝いポケモンからアイテムを回収できる仕組みだ。

木の実や食材は今作の要であるカビゴンの成長に欠かせない。そしてより多くのアイテムを集めるためには、手持ちのポケモンを育てなければならないのだ。育成ゲー要素、ちゃんとあるやん。


あと、今作にはポケモン図鑑ならぬポケモン「寝顔」図鑑がある。博士もちゃんといる。今作における主人公への依頼は「ポケモンの睡眠に関する研究を手伝ってほしい」だ。設定としては、島のあちこちにいるカビゴンを拠点に1週間のフィールドワークを行い、それぞれのエリアにいるポケモンの寝顔を写真に収めるというもの。設定、ちゃんとしてるやん。

このポケモン寝顔図鑑、きちんと説明文でそのポケモンの睡眠に関する生態を説明している。例えばディグダは眠る時地中に潜るので、本体ではなく穴だけが観察される。ポケモンの寝顔にもレア度があり、つまり今後ディグダが地表に顔を出して眠るというレアな写真が手に入る可能性もあるということだ。ポケモンSVで図鑑の生態が実際のフィールドで事細かに観察できるようになった今、ポケモンの解像度がこうして上がることに感無量の思いが込み上げてくる。


というわけで、Pokémon Sleep、俄然やる気になってきた。やる気になったところで毎日の睡眠を積み重ねるしかないので、これは否応なしに睡眠の質が上がってしまう。今夜も23:30には寝なければ。

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