見出し画像

下書きと上書き

完成するまえの文章を、下書きと言う。

書き直す、書き換えることを、上書きという。

ならばその間は、何というのだろう。

下書きと上書き。

すべての文章は、そのあいだにあるのかもしれない。

それでも書く意味があるとすれば、

いましか書けないこと。

自分しか書けないこと。

もし、いまここに、この人間がいなければ、

生まれなかった言葉。

いつも、それだけを目指して書いていけばよい。

いま、ここで書かなければ、二度と書けないもの。

どうかその瞬間を逃さずに生きていけますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?