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就活も努力が9割?

 就活エッジOBのよしおです。「誰やねんお前は?」と思われた方がほとんどだと思いますが、昨年度就活エッジに通い続け、どうしても行きたかった企業(マスコミ)から内定を頂けた者です。今年も2021卒向けの就活エッジが開催されたということで、霜田さんや東海林さんが開催報告をTwitterに載せていらっしゃいましたが、その写真の中で必死にメモをとる就活生の背中を見て「去年の自分は、あの席に座っていたなあ…」と、とても懐かしい気持ちになると同時に、「こんなにやる気のある就活生のためにも、何か自分にできることはないだろうか」と考え、現在夜中の2時ですが、いてもたっても居られなくなくなりハイボールを片手にとっさに筆を走らせた次第です。

 実は先日、『内定者音声コンテンツ』なるものを主催のお二方と収録させていただきました。今後いつ配信されるかはわかりませんが、興味がある方はぜひ聞いて頂ければ幸いです。しかし、実際にマイクの前に立って話をさせていただいて数週間が経った今


もっと伝えるべきことがたくさんあったのではないか。


と、まるで面接が終わった直後かのような気持ちになっています。就活生の皆さんなら今後100% 経験するであろう「もっと話せたのに症候群」です。

 就活生から見ると私のような内定者は「就活が終わって、ただ自分の成功体験を話すことでちょっとイキリたいイタイ奴」と思われるかもしれません。だって、自慢話ばかりする友達とか先輩ってただ単にウザいだけじゃないですか。でも、私は確かに結果的に内定は頂くことができたけど、そこに至るまでには正直挫折しかありませんでした。OB訪問をした会社の社長に「君はこの会社で一番時給の高い俺の時間を無駄にした」と言われたり、初期の面接時では開始1分で「あ、これ落ちたな」って確信するぐらい面接官の反応が良くなかったり、最終まであと一歩のところの面接で「ご苦労さん」と言われそのままお祈りメールが来たり。悔しくて空港のベンチから動けなくなったこともありました。今思い出すだけでトラウマです。でも、そこで「このままじゃいけない、何か『努力』しなければ」と思えたのが救いで、今までダメだった面接のノートとESとしっかりと向き合い、就活エッジに通い続け霜田さんや東海林さんに助けられながら修正に修正を重ねた結果、一番行きたかった会社から内定を得ることができました。決して皆さんに自慢できるような就活ではなかったです。

 『ジャニーズは努力が9割』就活エッジ主催の霜田さんが書いた渾身の本をお読みになりましたでしょうか?読んで居ない方のために凄まじく簡潔にまとめると「テレビや舞台で輝いているジャニーズのアイドル達は、その輝きに更に磨きをかけるために、陰では尋常じゃない努力をしている」という内容で、ジャニーズそれぞれがどのように努力を重ねてきたのかがこれでもかと言うぐらい具体的に書かれていました。(注意:個人的見解です。この文章を読んだ霜田さん、間違ってたら即訂正してください(笑))

 あんなにキラキラ輝いているジャニーズの方達も、裏ではこんな努力をしていたんだ!と素直に驚くばかりでなく、「自分もこんな風に頑張れば、彼みたいに輝けるのではないか」とも思わせてくれる作品でした。

 就活でも自分の努力の指針がわかるってとっても大切なことだと思うんです。単独説明会などで良く登場する内定者の話コーナーであるあるなのが「私は、留学に3カ国行きまして、そこでこういう経験をして...etc」で終わってしまうようなもの。当時聞かされている立場だった就活生の私にとっては、この人の話始めの段階で「あ、自分は留学してないからダメなのか…」と思ってしまいました。こういう系の内定者の話は私はどうも好きになれなかったのです。なぜならその人の経験は唯一無二で、留学をしていなかった私にとって聞きたいのは、その人が留学先で外国人の彼氏を作った思い出話ではなく、「その留学で学んだことを、どのようにして面接で伝えていたか」つまり「経験の伝え方のテクニック」の部分であり、そしてそれを伝えるまでに留学先でどのような具体的な『努力』をしてきたのかということ。こういう系の話だと、いざ自分の就活に置き換えたときにどう努力すればいいのかさっぱりわかりません。

 今回の私の体験記では、私が「学生時代に頑張ったこと」を思い出話のように書き連ねるつもりは一切ありません。そうではなく、私の「ダメだった部分」を具体的にどう努力して「面接官の心に刺さる」ように克服したのかという、超具体的な努力の方法を書きたいと思います。就活エッジでも霜田さんや東海林さんに「努力の仕方」をたくさん学ばせていただきました。

しかし、みなさんもそのアドバイスを聞いただけで満足してしまってはいけません。

大事なのは

人から聞いた努力の方法を自分の中に落とし込むこと


もっと言うなれば

自分でも納得できる努力の方法を探すこと


これが就活において大きな鍵となると考えました。私は学歴も高くなければ、ミスキャンに出れるような顔立ちでも容姿でもありません。音声コンテンツ内では霜田さんに「童貞臭がする」とド直球に言われました。真実かどうかは知りません。でもそんな私にもどうしても行きたい企業があったので、その企業に迎合できるように工夫した努力の部分に関しては誰にも負けない自信があります。長文ではありますが、読みたいと思ってもらえた人にだけ読んでもらえたら幸いです。


【面接/エントリーシート編】

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ある日、私がライブに行った時の話です。

ライブが終わった後日、ライブに行くことが出来なかった友人に


「この前のライブ、マジで最高だったなあ!やばかった!」


と言葉にならない感動を伝えると、その友人が

「具体的にどうやばかったの??」と私に聞き返しました。

私はそれに対して

「えっと...なんて言うんだろ…とにかくすごかった!!

としか返せないのです。

 確かに私としてはギターの超絶技巧もドラムの激しい叩き方も演奏力もパフォーマンスもMCも全てが圧巻で感動したのですが、その感動は友達には全くと言っていいほど伝わりませんでした。なぜなら、その同じ感動を同じ空間で共有していない以上、具体的な描写が何一つない私の喋り方は何一つ理解不能なのです。私は頭の中に絵を浮かばせると言う就活エッジで一番最初に教わったテクニックがとても苦手だったのです。みなさんも前回の講義でメモしたノートの一番上に書いてあるのではないでしょうか?

面接官はあなたの人生を全く知りません。

つまり

あなたにしかわからない人生を

相手の頭の中に超具体的に思い浮かばせること


 これが面接の話し方において最も大切だと考えました。これができなかった面接は、やはり面接官の反応も悪かったのも今では納得が行きます。

そこで私は、どうやったら具体的な描写ができるようになるか、努力の方法を考えました。


答えは、いとも簡単に出ました。


それは「具体的に話をするプロ」の真似をすること。


私にとってそれは一体誰なのか。

それはお笑い芸人の兵動大樹さんです。

彼はすべらない話やいろんなトークライブに出演していますが、彼の話すエピソードはとにかく「面白い」のです。なぜ面白いか、それはやはり

「頭の中に絵が浮かぶ比喩表現」が凄まじく上手なのです。

 例えば彼は、やむを得ない事情でピチピチのジャージを着ることになってしまった自分の姿を鏡で見て「ふっっっくらと炊き上がったご飯粒」と表現しています。これ以上の比喩表現があるでしょうか。

 第一希望の企業の面接まで1か月間、私は彼のトークライブの音声を通学時間毎日聞いて彼の技術を盗もうと考え、良いなと思った彼の比喩表現を毎日メモし続けました。でも、それだけでは足りません。これだと「出来たつもり」になってしまうから。話は人に伝わってなんぼです。僕は人に自分のエピソードを話すうってつけの機会を週3回作ることに決めました。何を隠そう、それは「飲み会」です。一緒に飲むメンバーは大学の気の置けない同期後輩ということももちろんありましたが、基本的にはアルバイト先の社員の方や、たまたま居酒屋で仲良くなったおじさん達との飲み会です。お酒は最初の一杯のみと決めて、おじさん達の話を聞く役割が終わったと感じたら自分の面接時に語るエピソードをさらっと面接のつもりで話してみます。そこで、私が話している最中にその人がお酒に手を伸ばしたらその話し方は失敗。面接に置き換えると、面接官が話を聞くのを止めて手元のエントリーシートに目を移されてしまうということです。居酒屋では最後の最後までお酒やスマートフォンに目を向けることなく私の話を聞いてくれるかどうかを試していました。それができたエピソードの伝え方こそが「面白い」話し方ができているということです。また、塾のアルバイトでは生徒に黒板の前で雑談する時間を設け、兵動さんのように日常にあった面白い出来事を具体的に話す練習をすることも大切にしていました。もちろんスベり倒して中学生が「早く授業に戻れ」と言わんばかりの顔をした時は、家に帰って一人でハイボールを飲んで気を紛らわせていました(笑)もちろんその時の反省も忘れずにメモ。

 この練習をずっと続けているといつの間にか全ての話を具体的に描写する癖がつき、面接官が面接中に下を向く回数が大幅に減りました。最近、当時面接官だった方と無礼講でお話しをさせていただく機会があったのですが、私の面接について「唯一話が飽きなかった就活生」と言ってくださるほどです。具体的に話す練習、超大事です。何を見ても「すげえ!」としか感想が出てこなかった私にも出来たことです。私よりはるかに優秀なみなさんなら、すぐできるようになるでしょう。

 これはエントリーシートの文章でも全く同じことが言えます。大学入試の現代文は面白くありません。なぜなら、頭の中に絵が浮かばない文章ばかりだから。だからこそ、「自分の頭の中に絵に浮かばせることができたかどうか」を問う問題になっているんです。僕はそもそも文章を書くのがニガテで、就活エッジの中で霜田さんから「短い文章で気持ちをまとめるのがヘタだね」とお叱りを得たこともたくさんありました。でも、これも努力でどうにでもなる部分だと思い、私はやはり「文章が上手い人の真似」から努力をはじめました。

 私が文章の練習で参考にしたのは霜田さんの本、東海林さんのブログ、就活エッジの音声コンテンツ内のエントリーシート達です。霜田さんや東海林さんの文章はお世辞でもなく全ての情景が頭に浮かんでしまう不思議な文章です。それらを参考にし、自分なりに毎日作文を書く練習をしました。書いた作文は3日後にもう一度見返します。そしてイマイチ自分の中で頭に絵が浮かばなかった文章に赤線を入れ、絵が浮かぶような超具体的な表現に直していきます。

 具体的なエピソードの直し方の過程については今後配信される音声コンテンツにてお聞きいただければと思います。(ここで書くとESの内容で人事の人にバレそう)

 みなさんも霜田さん、東海林さんだけではなく、それぞれ「この文章はわかりやすい」と思った人の文章を真似してみることから始めればいいのではないかと思います。

 就活時期は自分との戦いです。「これもやったほうがいい」「アレもやったほうがいい」とたくさんのOBに言われるかと思いますが、全部やっていたら時間がいくらあっても足りません。「やるべきこと」を絞り、それを如何にとことん極めるかが大事だと思います。

 以上が、私が具体的にニガテを克服した(しようと頑張った)努力の方法です。何か努力の指針となれば嬉しいです。

ここからは努力の方法ではありませんが、おまけとして聞いてください。お急ぎの方はここで止めても大丈夫だと思います。気が向いたら読み進めてください。

【志望動機/自己PR編 〜行きたくない企業ほど嘘がバレる〜】

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〜マスコミ就活あるある〜

「本当に行きたいのは〇〇テレビだけど〇〇放送もテレビ〇〇も受けておく」


これ、本当にあるあるだと思うんです。というか就活生なら当たり前。

 もっと言うと「テレビだったらどこでもいい」と言う本音。ありませんか?僕の場合はどちらもありました。本当に行きたいのは〇〇TVだけど、どこか違うところに引っかかってくれたらラッキー。だって、テレビ業界ならやれることはどこでも同じでしょ?と言う嘘偽りない本音。みなさんの心のどこかにあるのではないでしょうか?

 でも、各局ごとに志望動機は変えなきゃいけないという思いから、就活生たちは咄嗟に「好きな番組への熱い想い」や「学生レベルで業界研究をした成果」を語り出してしまう。するとどうでしょう、面接官は「あ、こいつはただのうちのファンだ」と思ってしまうのではないでしょうか。

私も就活初期はどの局も志望度は同じくらいで、そこまで差異がありませんでした。だからこそ前述した嘘偽りばかりの志望動機でことごとく不採用。今思うと「落ちて当たり前」だったと思います。

 私は小学生の頃、みんなが「野球選手」とか「パティシエ」とかを書く卒業文集の将来の夢コーナーに迷わず「〇〇(企業名)に就職!」と書きました。(どうしてそう思うようになったかは、音声コンテンツにてお聞きください。)どうしてもいきたい理由があり、小学生からの思いだけは誰にも負けない志望度だったと思います。それをしっかり伝えることができたからこそ、内定をいただけたのではないかと思います。

 そんなエピソードがなかった他の会社では私は志望動機でつまづきました。つまり、「テレビだったらどこでもいい」と言う本音は面接官はすぐに見抜いてしまうのです。だったらそこでやればいいんじゃない?と言われ即お祈りです。前述した通り、私は嘘の志望動機で塗り固めた企業は全落ちです。「どうしてもその会社でなければならない理由」を見つけられなかったからです。

 逆に言うと、自分の直接的な経験を通した志望動機を語ることが出来た局は全てESも通りましたし、最終的には落ちてしまった企業も面接はそこそこのところまで進みました。

 今「テレビだったらどこでもいい」と思っている就活生の皆さん、今のままだと危険です。でもこれを解決する方法は簡単です。それは今からでも遅くないので「その企業との直接的なエピソード」を作ってしまうというもの。テレビ局や制作会社でアルバイトをして現場を目で見るだけでなく、社員の方と仲良くなりたくさんの話を聞くことも一つの手かなと思いますし、インターンシップに参加することも大事です。そこまでのツテがない場合は、「番組を見たからこそ出来た経験」を志望動機として語ることも納得する志望動機を書く秘訣です。それぞれ志望動機は千差万別だと思いますが「行けたらラッキー」ぐらいのテンションで書いた志望動機はまずバレると思ってください。

 じゃあ、具体的にESや面接に落とし込む際には、どんな書き方、伝え方をすればいいのか?それは今後開催される東海林さんのES添削会、就活エッジ、そしてもしよろしければ私の音声コンテンツを参考にしていただければと思います。

以上が私の音声コンテンツの中で伝えきれなかった部分です。大変長文になってしまいました。現在朝の5時。ハイボールはすっかり気が抜けてしまいました。

タイトルで「就活は努力が9割?」と問いかけましたが

答えは、就活は努力が10割です。僕みたいな田舎者でもできた努力です。みなさんにできないはずがありません。

私は地方に住んでいることから、なかなか就活エッジに内定者として参加することができません。しかし、今後もしエッジの中でお会いすることがありましたら、何でも相談してください。皆さんと一番立場が近いからこそたくさんお伝えできることがあると思います。私ではない他の内定者の方も今は「恩返しがしたい」という気持ちで一杯だと思います。今後何人かが顔を出すと思いますので、そんな先輩たちをぜひたくさん有効活用してください。

今後、皆さんが「納得のいく就活」ができるように願っております。


よしお









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