私は『シン・ニホン』をどう読んだか
■『シン・ニホン』とはどのような本であるか『シン・ニホン』はどのような本であるか.一言でいえば,「この時代を生きる人々の間の“共通言語”となるべき内容が書かれている」本である.ここでいう共通言語とは,単なる事実(ファクト)の集合だけでなく,基本的な考え方も含むものだが,いずれにしても,この時代を生きる人間として認識しておかなければならないことである.
例えば,気候変動の影響や生態系の変化などをデータとともに示していたり,データを連携し,AIを利用して新たな価値を生み出す動き