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20220816

最近幸せなのであまり内省することがない。したがって日記を書くことも忘れていた。幸せっていうのは、フルーツジュースの炭酸割りのように、すっきりと喉を降りていくものだよね。逆に今まで拘わっていた時間は、籾殻入りの片栗粉を水で溶いたような不思議な味と不快感のある物体のようだった。どっちも大事。

ところで、早くも今年の夏のベストオブサンドイッチが決定した。ズッキーニのマヨネーズソテーとハムのサンドイッチさん、おめでとうございます。

食べた時、これは2022年の夏を思い出す上でアンカーになる瞬間だなと思った。
長いこと引きずった苦しみから抜けた味だった。苦しみを捨てたのでもなく、無理やり忘れたのでもなく、トンネルから出てくる時のように、自らが移動してそこから出てきた。100パーセント自力で出てきたわけではなく、たくさんの人のさまざまな大きさの力を借りてだが。

わたしは自分一人で自炊して食事することができない。一人できゅうりを齧ることを考えると、味を思い出し、「食べる意味ないな」と思ってしまう。
ハーブをどっさり混ぜたサラダも、バルサミコ酢のソースがかかった肉料理も、自分一人で食べるのがもったいなくて作れないし食べれない。でも食い意地が張っているので作りたいし食べたい。
今までは辛くもあの手この手を使って時々料理していたが(ご協力いただいた方々ありがとうございました)、これからは喜んで食べてくれる人がいる。

2022年下半期はどんどん料理して最高の年にしたいと思う。

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