「たった3滴のお茶でもてなす」という茶道の世界をのぞいて来た
京都の宇治でたててもらった抹茶がおいしすぎて、困っている。
それは先月末に旅行で訪れた、お茶と宇治のまち交流館「茶づな」だった。
イートインのような喫茶スペースだったので侮っていたが、泡がスタバのカプチーノのように滑らかで濃密だったのだ。はふーん、とろける。
驚いてお店の人に「茶せんでたててるんですか?」と聞くと、「はい、そうですが」と当然と言わんばかりの涼しげな京都スマイル。これがお茶所の矜持か。
おいしいものの罪とは、身の回りの「そこまでおいしくないもの」を色褪せ