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離任式

先日、3月まで勤務していた学校の離任式に参加させていただきました。

3度目の異動となるので、離任式も3度目です。
これまでも温かく迎えていただいて、こどもたち、教職員の皆さんとの貴重な時間を設定していただいてきました。

今回の離任式も本当に温かく迎えていただきましたが、これまでと違ったところもありました。

一つめは、こどもたちが泣いていたこと。
二つめは、先生方が泣いていたこと。
三つめは、保護者の方にメッセージを贈ることができたこと。
心からうれしかったのは当然ですが、これらのおかげで、また自分を見つめ直すことができました。

担任の先生の心遣いのおかげで、約100名の6年生が集まる場に招いていただいました。
入ったときから号泣している子がいて、私も泣くのをこらえるのに必死でした。
週3時間の国語の授業での関わりが主でしたが、これだけ泣いてくれた姿を見ると、こどもたちに寄り添った授業を、少しだけでもできていたということなのかもしれません。

先生方の中にも泣いている方がいらっしゃいました。(これは、歓送迎会の場でした。)
毎日声をかけるくらいしかできませんでしたが、何か一つでも、その先生のためになっていたなら、こんなにうれしいことはありません。
教頭先生でよかったと思えた瞬間でした。

保護者の方にメッセージを贈るのは、めずらしいかもしれません。
異動してきたときのことを思い出し、保護者の方に育ててもらった感謝を伝えることができました。
手間はかかりますし、全ての保護者の方に好かれていたわけでもないですし、マイナスな部分もあったのかもしれません。
ですが、この場が設定されていることがステキなことなので、これからも続いてほしいなと感じました。

さらには、卒業した子も会いに来てくれました。
中学生になったその子は、この日のために予定を調整してくれていたそうです。
成長した姿と、変わらない笑顔を見て、心からうれしくなりました。

唯一心残りだったのは、親友と話せなかったことです。
彼と話したい人はたくさんいるので、日中も歓送迎会でもじっくり話すことができませんでした。
そのため「また会おう」と約束をして離任式から歓送迎会までのステキな1日を終えました。

後日、その親友と飲みに行きました。
「どちらかが学ぶことをしなくなったら、この関係は成立しない」と常々話していましたが、彼は息をするように学んでいました!
自分も歯磨きをするくらいは、学んでいると思うので、この関係は続いていきそうです笑

たくさんの方の温かさにふれて、自分を見つめ直すことができました。
どちらかというと、これまで迷惑をかけることの方が多く、その恩返し、というか償いのために、よりよい教育を目指していた自分がいたのも事実です。
ただ、結果的にこれだけの人に歓迎していただくと、自分も成長していて、いい授業ができるようになり、いい先生に少しだけ近付いたのかもしれない、と自覚することができました。

だからこそ、今の職場でも自信をもって取り組もうと思いました。
これからも毎日学んで、毎日楽しんで、毎日成長したいと思います!

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