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吉野杢藝が開かれている、吉野という町

こんにちは。吉野杢藝の富松紗良です。
今回は、吉野杢藝が開講している、吉野町についてお話したいと思います。

吉野町は奈良県のほぼ中央にあり、町の真ん中を吉野川が流れています。豊かな自然に溢れていて、全国的には吉野山の桜で有名です。
春には各地からたくさんの人が訪れ、とても賑わいます。

吉野には、歴史上の著名な人物たちも多く訪れており、源頼朝に追われた源義経が身を隠していたというエピソード、また、豊臣秀吉が大規模な花見を催したというエピソードなどが有名ですね。
また、修験道の聖地としてたくさんの信者が集いつづける場所でもあり、古くから神秘的な場所として語られてきました。

また、吉野は、伝統的な技術により、古くから良質な吉野杉・桧を日本中に送り出しています。端材をつかった製箸業も盛んです。吉野杉の割り箸を目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
林業、製材業、製箸業という木材に関する産業が、吉野の中心的な産業となっています。
吉野杢藝がお借りしている吉野木材協同組合連合会、旧吉野小学校も、まさに製材工場のすぐ近く。製材の音が響き、木の香りが漂ってきます。

吉野杢藝では、「木材の町・吉野」の環境を活かして、吉野杉の教具を独自にデザインし、クラスで使っています。
子どもたちも、手で触って、香りをかいで、音を聴いて、自ずと吉野木材の美しさを感じとれることと思います。
私たちは、この吉野木材の教具をはじめとして、吉野のもつ豊かな歴史や魅力を活かして、吉野という環境から五感をつかって感じとり、学びとれる体験を生み出していきたいと考えています。
これからのプログラムも、楽しみにしていただけたらと思います。

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