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よしのウッドフェスに参加しました。

こんにちは。吉野杢藝の富松紗良です。
去る10月21日、吉野の木の祭典、よしのウッドフェスが開催されました。
こちらは木の魅力・可能性を体感できるイベントとして、木工体験や吉野マルシェ、貯木エリアの町歩きなど、様々な企画が催され、とても賑わっていました。

そんな中、吉野杢藝は、プレイグラウンドをデザインし、設置しました。

コンセプトは、吉野貯木場にありそうな空き地。

こちらは、「意図した遊び方がある遊具」ではなく、例えば神社や空き地などといった、「どのようにその場と関わるのかを自分で考えながら居られる環境」を目指してデザインされています。

クリエイティブディレクターの富松暖は、「作りたかった遊具は、子供が興奮するものではなく、リラックスした状態で遊べる場」だといいます。

そのようなことが可能なのだろうか、どんな場になるのだろうか、と私は当日の様子がなかなか想像できなかったのですが、

実際にウッドフェスが始まると、自然とお子さんと親御さんがちらほらといらして、木の楽器を手にとって遊んだり、お絵描きをしたり、、
そして大人のみの方たちも座ってご飯を食べたり、休憩したりと、誰に勧められるわけでもなくとも、みなさん本当に自然に、思い思いの関わり方で過ごしてくださっていました。

いわゆる「子供用の遊具」という見た目ではないので、老若男女さまざまな方が、互いに緩やかに関わり合いながら過ごす「空き地」として利用してくださっていたように思います。

そして、そこにはゆったりとした心地よい空気が流れていました。

吉野杢藝「音」のクラスで使用しているシェイカーとスティックも、自由に触れていただけるようにしました。

このプレイグラウンドの材料は、吉野貯木場の吉野杉で出来ています。
吉野貯木場の特徴は、何かを作るための「材」を作っている場所であるということです。
そのため、このプレイグラウンドもできるだけ加工を少なくし、材が材として活きたまま、プレイグラウンドになるようにデザインされています。
そしてウッドフェスが終わった後はバンドを解くと、できるだけ材に戻るようになっています。

私達にとっても、特別な体験となった、ウッドフェスの一日でした。
こちらのプレイグラウンド、またどこかで楽しんでいただける機会があるといいなと思います。

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