海のはじまり特別編「恋のおしまい」感想
図書館勤務の水季と津野くん。
恋人になりそうな雰囲気はあるけど、「ちょっと、今自制かけてて」「津野さんのこと、好きになりたくないんですよ」
と言う水季。
すでに津野くんのこと好きなのね。
ペディキュアを塗って、恋する女の子だなあ。
ファミレスでランチする2人は、キラキラしてて、可愛いのに、そこへ出てくる「海」の話。
でも、津野くんは優しいな。
ペディキュアも、褒めてくれたし、なんでも「いいよ」って受け止めてくれる人です。
「津野さんのこと好きです」
「海のお父さんとして、ずっと考えてたんです」
と言う水季。
「いいよ」
という津野くん。
「じゃあ、一緒にいようよ」
「ごめんなさい」
「海がいるから、絶対忘れらんないです」
「2人きりになりたいな。子供邪魔だな。この人の子供がほしいな、ってなっちゃうの、怖いんですよ」
水季がいつも思ってるの、これですね。
忘れたくない。夏のこと。
新しい人を好きになるのが怖いんだよね。
とても微妙な距離感の2人だけど、水季が自制をかけ続けると結ばれないのは切ないです。
回想で夏が登場しました。
2人とも、良い雰囲気なんだよな。
とても心惹かれる。
津野くんに対して、水季は、
「もう、おしまいです」
「恋愛とかそういうの、もういい。十分楽しかったし」
ペディキュアを知らなかった夏と、
津野くんのために塗ったペディキュアを落とす水季。
人生は選択の連続なんだと、何度も考えさせられるお話しです。