ハバカミトリル追い風スイッチ(S13ダブル最終704位)【ポケモンSVレギュE】
こんにちは!よし乃です。
今さらながら、レギュレーションE(シーズン13)にて最終3ケタを達成したトリックルームおいかぜのスイッチ構築記事を公開します。
過去に他人のパーティをほぼ完コピして最終300位台に入ったことはありますが、自作の構築で最終3ケタを達成したのは初めてです。
とても嬉しかったので、記念としてnoteに残しておこうと思います!!!
構築の経緯
レギュレーションEでは、トルネロス+ウーラオスの組み合わせが猛威をふるっていました。
トルネロスの「おいかぜ」で行動順アドバンテージを取りつつ、「まもる」「みきり」を無効にするウーラオスで上から殴るのがとにかく強いと感じました。
※もう忘れてしまったかもしれませんが、レギュEではタケルライコも解禁されていません。この時期にトルネウーラを構築の軸に採用することに迷いはなかったです。
一方で、環境的にトルネウーラのようなトルネロス軸のミラーも多発してしまいます。そこで、不意の「トリックルーム」で一方的に優位を取るために、そちらの軸でも戦える構築を作ることにしました。
最終的に固まったのは以下の3体です。
耐久振りハバタクカミ
すばやさ無振りゴリランダー
すばやさ無振りサーフゴー
一見すると「トリックルーム」を警戒されにくいというメリットももちろんありますが、強みはそれだけではありません。
ハバタクカミの「トリックルーム」が決まれば、鋼テラスタルしたサーフゴーが「ゴールドラッシュ」連打で暴れて何度もイージーウィンできてしまいます。
試運転したところ手応えバッチリだったため、トリル軸のメンバーもすんなり決まりました。
当時のサーフゴーはドラゴンや水テラスタルで耐性をかえながら隙を見て「わるだくみ」を積むタイプと、追い風構築でこだわりメガネを持って「ゴールドラッシュ」を初手からぶっ放すタイプが圧倒的多数だったと記憶しています。
そのため、HCぶっぱでのトリル運用は初見殺し的な要素がありました。
パーティ単位で水オーガポン、炎オーガポン、テツノカイナ等が厳しいため、補完枠としてスカーフボーマンダを採用してパーティの完成です!!
後づけの答え合わせ
その後のレギュレーションFにて、ユウキさんがハバタクカミとゴリランダーとサーフゴーを軸に初見殺し的な「トリックルーム」軸のパーティを使ってPJCS2024本戦を勝ち抜いておられます。
ユウキさんの構築完成度や腕前が、自分よりも遥かに高いのは言うまでもないのですが…!!
大会で結果を残している人に近い発想を、自分も組み込めていたことがわかって、当時の自分の構築もそんなに悪くなかったんだな〜と改めて思うことができました。
個別解説
トルネロス@おんみつマント
性格: おくびょう
実数値: 155-×-90-177-100-179
努力値: 4-×-0-252-0-252
わざ: こがらしあらし/おいかぜ/あまごい/テラバースト
とくせい: いたずらごころ
テラスタイプ: かくとう
普通のCSトルネロス。
ドドゲザンが構築単位で死ぬほど重いため、テラスタイプを格闘にして「テラバースト」を搭載しています。いわゆる「びっくりテラスタル」ですが、それで2勝ぐらい拾えたので良しとします。
ウーラオス@しんぴのしずく
性格: いじっぱり
実数値: 176-200-120-×-80-149
努力値: 4-252-0-×-0-252
わざ: すいりゅうれんだ/インファイト/アクアジェット/みきり
とくせい: ふかしのこぶし
テラスタイプ: みず
普通のASウーラオス。
対策が薄い相手に初手投げして破壊するのはもちろんのこと、トリル選出でトリル最終ターン付近に着地させることもありました。
選出率も高かったです。雨状態での水テラ「すいりゅうれんだ」はありえん強かった…!!
ハバタクカミ@ブーストエナジー
性格: ひかえめ
実数値: 162-×-94-176-162-158
努力値: 252-×-148-36-52-20
わざ: マジカルシャイン/シャドーボール/トリックルーム/まもる
とくせい: こだいかっせい
テラスタイプ: あく
耐久振りのハバタクカミ。
ブーストエナジーで「こだいかっせい」を発動させるととくこうが上がるため、耐久振りでもほとんど火力不足を感じませんでした。
実はこの構築、「くだけるよろい」のグレンアルマを絡めたイエアルマ+オオニューラのような相手が死ぬほどキツいです(しかも上位メタとしてそこそこの数がいた)。
そこで、悪テラスタルを切って初手の「ワイドフォース」を無効にしつつ、「トリックルーム」を展開することにしました。
ピンポイントな苦肉の策としてイエアルマに抗う「びっくりテラスタル」です。
ゴリランダー@とつげきチョッキ
性格: いじっぱり
実数値: 195-194-111-×-102-106
努力値: 156-252-4-×-92-4
わざ: グラススライダー/10まんばりき/ウッドハンマー/ねこだまし
とくせい: グラスメイカー
テラスタイプ: くさ
とつげきチョッキを持たせた普通のHAゴリランダー。火力重視の草テラで、余ってたらゲームの終盤に使います。
「ねこだまし」でハバタクカミの「トリックルーム」始動を補助しつつ、トリル後は「ウッドハンマー」で暴れたら役割完遂。
「ねこだまし」「グラススライダー」「ウッドハンマー」は必須枠として、あと1枠の候補は「10まんばりき」「はたきおとす」「とんぼがえり」があります。
今回は居座ってアタッカー運用をする想定なので、テツノカイナやヒスイウインディに有効打となる「10まんばりき」を選択しました。
高い耐久と火力に加えて、先制技の「グラススライダー」があるおかげで、追い風選出の際にも活躍してくれました。影のMVP。
サーフゴー@いのちのたま
性格: ひかえめ
実数値: 194-×-115-203-111-105
努力値: 252-×-0-252-0-4
わざ: ゴールドラッシュ/シャドーボール/サイコショック/まもる
とくせい: おうごんのからだ
テラスタイプ: はがね
鋼テラスタルのHCサーフゴー。
主にトリル展開中に裏から出てきて、鋼テラスタルの「ゴールドラッシュ」を連打します。
鋼耐性のない選出ならこれだけで半壊されられるため、初見殺し的な要素との相性は良いと思います。最終3ケタを確定させた試合でもこのポケモンが大活躍しました。
また「トリックルーム」構築の宿敵であるモロバレルの対策も、サーフゴーがほぼ担ってくれます。
「トリックルーム」選出でのエース的な役割がメインですが、「おいかぜ」軸で戦うことも可能です。
「おいかぜ」「トリックルーム」のどちらかを絡めて戦う都合上、ターン数を食ってしまう「わるだくみ」を採用していません。代わりにいのちのたまを持たせて初手から火力を出せるようにしました。
テツノカイナが憎いのでサイコショックを搭載しています。
ボーマンダ@こだわりスカーフ
性格: おくびょう
実数値: 171-×-100-162-100-167
努力値: 4-×-0-252-0-252
わざ: りゅうせいぐん/ぼうふう/かえんほうしゃ/エアスラッシュ
とくせい: いかく
テラスタイプ: ひこう
「おいかぜ」軸のウーラオス、「トリックルーム」軸のサーフゴー、どちらを選んだとしても水オーガポンが鬼門になってしまいます。
そこで、耐性的に優秀なドラゴンタイプで、なおかつ有効な打点を持てるポケモンを探したところ、ボーマンダに行き着きました。
こだわりスカーフを持たせて上から殴り続けましたが、ここの枠は大いに検討の余地あり。
選出等
選出1: おいかぜ選出
先発トルネロス
残り3体は、ハバカミ以外から選んで組み合わせる
スタン寄りの相手に対してはほぼこの選出です。トルネウーラや、トルネサーフゴーで上からひたすら制圧します。
選出2: トリックルーム選出
先発ゴリラ+ハバカミ
後発サーフゴー@1
おいかぜミラーやイエアルマなど、すばやさ合戦になりそうな相手に対してはこの選出です。
きつい相手の対処法
ドドゲザン: トルネロスの格闘テラバースト
イエアルマ: ハバカミの悪テラトリルを決めて下から制圧
テツノカイナ: サイコショック、10まんばりき、いかく
ガチトリパ: ハバカミで初手トリル読みトリル返し
それでも、モロバレルとテツノカイナを両方採用したようなスタン構築はかなり苦手でした。
レギュEの時点で採用率の高い2体なので、この2体入りに弱い構築というのは決して完成度が高いとは言えないかもしれませんね。。
それでも嬉しかったので、記念碑的な感じで残しておきたいと思います♪
最後に
仕事柄もあって毎月がっつりとポケモンにコミットすることはできませんが、当時は1か月間ひたすらランクバトルに潜り続けて、自分なりの結論にたどり着くことができました。
自分としては成功体験を積むことができたので、これからもがんばっていきたいと思います!次の目標は3桁維持や!!!
…さて、普段はBlueskyに生息しています。人が少ないけど居心地は良いので、みんな移住してきてね。
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