仕事が面白くなくても、 男に相手にされなくなっても、 今の環境に息苦しさを感じても、 星占いの結果が悪くても、 それでも、生きるの。 家族が居なくなって、 友達も居…
強い風が吹くと 木が揺れる 水面が波立つ 雲が無くなる 強い風が吹くと 立っていられない 目も開けられなくて、耳も痛い この風は 袋から出たもの? それとも あなたが飛…
次、生まれ変わるなら、 男がいい? 女がいい? わたしは、 次も女がいい。 また女に生まれて、 今よりもっと、 女を楽しむの。 女としての、 女だけにしか味わえない喜び…
清潔な服や寝具、 整えられた部屋、 かわいい子どもたち、 好きなおかず、 そして、 笑顔で、 あなたの待つの。 無駄なものを省いて、 それでも散らかしているけど、 たっ…
不思議なところへ行ってきました。 訪ねた場所が不思議なところだったのではありません。 その場所へ行った帰り道、坂道を通りました。 その坂道が不思議なところだったの…
7月某日 某神社へお参りに行きました。 この神社には、事あるごと・・・というか、「行きたい」衝動にかられては、たびたび訪れています。 一般の参拝者でも、時間に間に…
去年の今頃、 アナタがわたしのそばにいた 去年の今頃、 あなたとはまだ出逢っていない 去年の今頃、 貴方はやっぱりわたしのそばにはいなかった いつもわたしに優しか…
嘘つきは泥棒のはじまりです わたしはとてもうまく嘘をつくことができます わたしは泥棒でしょうか わたしは泥棒だと思います 嘘をうまくついて 周りを欺いています わ…
いつもあまり見ない歌番組をその日は見ていました。 その日の特集は「雨の名曲」。 いろんな年代の「雨」の歌が流れていたけど、夕食を食べながらだったから、聞いているよ…
重く広がる雲 厚く覆い被さって 簡単には取り払えそうもない 閉じ込められているような感覚 世界はどこまでも灰色だ 何も入れなかった世界に まっすぐひと筋の光が入る …
あの人と真夜中の街を 相合傘をして歩いた ふたりで歩いていると 不思議と はじめて歩く街とは思えない 人目を気にせずに歩いた 雨がわたしたちを隠してくれている 少し…
毎夜、毎夜、脱衣所の鏡を覗く。 覗くというより、覗き込んでいる。 そこには、綺麗なわたしがいつも映る。 楽しく飲んだ日、嬉しいことがあった日ならまだしも、 落ち込…
はじめまして、ヨシノ サオリと申します。 つぶやきのような、 詩のような、 物語のような、 エッセイのような。 どんなものを書いていくのかはまだ定まっていないのです…
ヨシノ サオリ
2024年1月5日 22:59
仕事が面白くなくても、男に相手にされなくなっても、今の環境に息苦しさを感じても、星占いの結果が悪くても、それでも、生きるの。家族が居なくなって、友達も居なくなって、知り合いも居なくなって、嫌いな人さえも居なくなったけど、それでも、生きるの。何が本当で、何が嘘か分からない。みんな好き勝手なことばかり言っている。よく分からない世界で、それを信じるしかなくて、それを日常と
2024年1月3日 17:23
強い風が吹くと木が揺れる水面が波立つ雲が無くなる強い風が吹くと立っていられない目も開けられなくて、耳も痛いこの風は袋から出たもの?それともあなたが飛び回って起こしたもの?さらりとした風はすべてを清めてくれるうねる風はいろんなものを巻き上げて全部どこかへ持っていっちゃう風を起こすときあなたは楽しんでいるの?それとも怒っているの?風が無くなった木は揺
2023年10月6日 12:33
次、生まれ変わるなら、男がいい?女がいい?わたしは、次も女がいい。また女に生まれて、今よりもっと、女を楽しむの。女としての、女だけにしか味わえない喜びを、めいっぱい味わうの。だから、あなたは、次も男として生まれてほしい。男を選んでほしい。それで、また、わたしと、出会ってほしい。そしたら今度はわたしが、あなたを思いっきり、ふってあげる。もう二度と、わ
2023年9月30日 21:12
清潔な服や寝具、整えられた部屋、かわいい子どもたち、好きなおかず、そして、笑顔で、あなたの待つの。無駄なものを省いて、それでも散らかしているけど、たった一人しかいない、お酒にあう料理しかできないけど、笑顔で、あなたを待つの。あなたはどっちが好きなの?私なの?わたしなの?心が癒されるのは、どっちなの?私なの?わたしなの?帰る場所は、私のほうでしょ?
2023年8月26日 21:16
不思議なところへ行ってきました。訪ねた場所が不思議なところだったのではありません。その場所へ行った帰り道、坂道を通りました。その坂道が不思議なところだったのです。わたしは、その坂道を下っていました。舗装もされていない、昔話に出てくるような土の道でした。わたしと、もう一人の人しか、その道を歩いていません。もう一人の人は、わたしを探し、わたしを誘い出した人でした。二人とも話をするこ
2023年8月14日 22:04
7月某日某神社へお参りに行きました。この神社には、事あるごと・・・というか、「行きたい」衝動にかられては、たびたび訪れています。一般の参拝者でも、時間に間に合えば神職の方と一緒に朝拝をすることができ、”せっかく”なので、朝拝を目指して行くことにしました。”せっかく”というのも、私自身の節目を迎えるときで、そんなときだからこそ、良い気をいただきたいと思ったからです。もう少し早く出ればよか
2023年7月25日 22:50
去年の今頃、アナタがわたしのそばにいた去年の今頃、あなたとはまだ出逢っていない去年の今頃、貴方はやっぱりわたしのそばにはいなかったいつもわたしに優しかったアナタは遠いところへ行ってしまってここにはもういない知らない人に過ぎなかったあなたとは不思議な糸に手繰りよせられて二人だけの秘密を共有しているだけど、貴方にいたっては遠い存在のままあの頃と何も変わっていない
2023年7月13日 20:59
嘘つきは泥棒のはじまりですわたしはとてもうまく嘘をつくことができますわたしは泥棒でしょうかわたしは泥棒だと思います嘘をうまくついて周りを欺いていますわたしは泥棒です分かっていながら人のものを卑しく盗ってしまいましたあなたはとてもうまく嘘をつくことができますあなたは泥棒でしょうかあなたは泥棒だと思いますわたしなんかよりも巧みにそして強かに周りを信用させながらあ
2023年7月2日 22:09
いつもあまり見ない歌番組をその日は見ていました。その日の特集は「雨の名曲」。いろんな年代の「雨」の歌が流れていたけど、夕食を食べながらだったから、聞いているようで聞いていなくて、お店のBGMのようになっていました。番組ももう終わる頃に、その歌は流れました。しっとりとしたムーディーな旋律と甘い歌声。耳に飛び込む言葉が、いつかの私をクローズアップするかのようでした。その歌について、歌の
2023年6月24日 17:57
重く広がる雲厚く覆い被さって簡単には取り払えそうもない閉じ込められているような感覚世界はどこまでも灰色だ何も入れなかった世界にまっすぐひと筋の光が入る世界が光に満ち喜びに包まれる光は時間をかけて遠い岸のわたしにも届くまぶしくてどこまでも清らかだ生まれて来てくれてここを選んでくれてありがとう光に満ちた世界それはあなたがいる世界
2023年6月21日 23:41
あの人と真夜中の街を相合傘をして歩いたふたりで歩いていると不思議とはじめて歩く街とは思えない人目を気にせずに歩いた雨がわたしたちを隠してくれている少し濡れてしっとりと冷たいけどそんなことは構わなかった半分夢見心地で心がくすぐったいしっとり甘い夜だった夜が明けるとわたしはひとりあれは夢だったの?昨日着ていた花柄のシャツを手に取るあの人のにおいがし
2023年6月11日 17:46
毎夜、毎夜、脱衣所の鏡を覗く。覗くというより、覗き込んでいる。そこには、綺麗なわたしがいつも映る。楽しく飲んだ日、嬉しいことがあった日ならまだしも、落ち込んでいる日も等しく、綺麗に映る。楽しく、明るい日なんて少ない。いつも何かと失敗して、何かに躓き、落ち込んでいる。新しい人との繋がりを、わたしはカタチにして、充実した関係にすることが出来なかった。今日だって、このことでまだ落ち
2023年6月4日 17:48
はじめまして、ヨシノ サオリと申します。つぶやきのような、詩のような、物語のような、エッセイのような。どんなものを書いていくのかはまだ定まっていないのですが、日ごろ声には発しない気持ちや思いを書いていきたいと思います。子どもの頃は、離れた友人やお世話になった恩師に手紙を書くのが好きでした。中学生のときに、吉本ばななさんの『TUGUMI』に出会い、ばななさんのファンになりま