いつも不安でいっぱいで 怖がりなわたしを なだめてくれる、あなた 少し眠ってみる? そう言って、 あなたはわたしに魔法をかけた だんだん、ふわふわしてきて 怖さがな…
霞んだ世界のなかを ひとり彷徨う 暑くもなく寒くもない ちょうど良い心地で ぼんやりふわふわしている うわごとで呼ぶのは 誰の名前? うわごとで伝えるのは どんな想い…
駅の近くの建物 あなたがいるところ いつもそこにいてくれて いつでも行こうと思えば行ける 逢いに行こうと思えば逢いに行ける あなたがいるところは いつも食べ物の匂い…
見つめない 探さない 追いかけない 求めない 甘えない 打ち明けない 忘れる 手放す 諦める これで・・・ これで、いいの
やさしい手 とんとんとん 背中にふれてくれる やさしい手 とんとんとん わたしを落ち着かせてくれる やさしい手 とんとんとん そばにいるよ 誰の手でもいい とんとんと…
わたし羽を広げるとね きれいな色をしてるのよ わたし小さいけど きれいなのよ わたしのきれいな羽を見てね きっと嬉しくなると思うの わたし小さいけど そんなわたしを…
しゅいろ、 それは別世界へ誘われる色。 しゅいろの中は、 ふわふわする。 しゅいろの中は、 良い匂い。 しゅいろの中は、 華やか。 しゅいろの中は、 怖い。 しゅい…
雨の日は山へ行かない 雨の日の山は怖い 雨の日は淵へ行かない 雨の日の淵はたぶん怖い 雨の日も山や淵へ行きたいけど やめておく 雨の日は力が強い わたしは力が弱い …
ぽたり わたしの肩に水が落ちてきた ぽたり 雨なんか降っていない ぽたり けっこう大きな、ひと粒の水滴 ぽたり 少しだけ冷たくて、気持ちよかった ぽたり あの水はど…
大きな通りにいつもいる、あのこ 少し体の小さい、あのこ 怯えた表情をしていた、あのこ ガラス玉のようなきれいな目をしていた、あのこ 仲良くなりたかったけど仲良しには…
もっと、逢いたい。 もっと、一緒にいたい。 もっと、繋がっていたい。 もっと、わたしを知ってほしい。 もっと、わたしを愛してほしい。 これ全部、小さい愛。
仕事が面白くなくても、 男に相手にされなくなっても、 今の環境に息苦しさを感じても、 星占いの結果が悪くても、 それでも、生きるの。 家族が居なくなって、 友達も居…
強い風が吹くと 木が揺れる 水面が波立つ 雲が無くなる 強い風が吹くと 立っていられない 目も開けられなくて、耳も痛い この風は 袋から出たもの? それとも あなたが飛…
次、生まれ変わるなら、 男がいい? 女がいい? わたしは、 次も女がいい。 また女に生まれて、 今よりもっと、 女を楽しむの。 女としての、 女だけにしか味わえない喜び…
清潔な服や寝具、 整えられた部屋、 かわいい子どもたち、 好きなおかず、 そして、 笑顔で、 あなたの待つの。 無駄なものを省いて、 それでも散らかしているけど、 たっ…
不思議なところへ行ってきました。 訪ねた場所が不思議なところだったのではありません。 その場所へ行った帰り道、坂道を通りました。 その坂道が不思議なところだったの…
ヨシノ サオリ
2024年7月17日 08:02
いつも不安でいっぱいで怖がりなわたしをなだめてくれる、あなた少し眠ってみる?そう言って、あなたはわたしに魔法をかけただんだん、ふわふわしてきて怖さがなくなってきた不安に思うことも何もないふわふわと気持ちが良くてあなたと楽しくしゃべるあなたもわたしも笑ってるあなたの魔法はとても不思議魔法がかかったままじゃ良くないよと、あなたは言うふわふわしていたのにだ
2024年7月15日 14:30
霞んだ世界のなかをひとり彷徨う暑くもなく寒くもないちょうど良い心地でぼんやりふわふわしているうわごとで呼ぶのは誰の名前?うわごとで伝えるのはどんな想い?心に秘めたことを聞き出そうとするの?それは誰にも聞かれたくない言ってはいけない心のなか現実と夢の間でわたしはわたしを保とうとする本当は聞いてほしい本当は言いたいわたしの心のなかを霞んだ世界がそんな
2024年7月13日 11:54
駅の近くの建物あなたがいるところいつもそこにいてくれていつでも行こうと思えば行ける逢いに行こうと思えば逢いに行けるあなたがいるところはいつも食べ物の匂いがする油っこい安そうな匂いあなたがいるところはいつも賑やかな声がするバカみたいにはしゃぐ声そんなところなのにあなたがいるところだけは別の世界みたいあなたの優しい手わたしは安心するあなたの特殊な力わたしは夢
2024年7月13日 11:08
見つめない探さない追いかけない求めない甘えない打ち明けない忘れる手放す諦めるこれで・・・これで、いいの
2024年7月7日 21:15
やさしい手とんとんとん背中にふれてくれるやさしい手とんとんとんわたしを落ち着かせてくれるやさしい手とんとんとんそばにいるよ誰の手でもいいとんとんとんやさしくふれてくれるとわたしは安心できて眠ることができるとんとんとんとんとんとんやさしくしてくれてありがとう甘えさせてくれてありがとうとんとんとんとんとんとん
2024年6月22日 21:25
わたし羽を広げるとねきれいな色をしてるのよわたし小さいけどきれいなのよわたしのきれいな羽を見てねきっと嬉しくなると思うのわたし小さいけどそんなわたしを見つけたらきっと勇気も出ると思うのあなたのまわりでひらひらしてるね邪魔なものをひらひらと除けてあげるよだからねあなたはやりたいようにやればいい迷わなくていいよわたしが見守っているからひらひらひらひら
2024年6月15日 23:56
しゅいろ、それは別世界へ誘われる色。しゅいろの中は、ふわふわする。しゅいろの中は、良い匂い。しゅいろの中は、華やか。しゅいろの中は、怖い。しゅいろの中の音は、心地がよい。しゅいろの中に入ると、幸せな気持ちにもなって、わたしも違う誰かになったよう。わたしは、しゅいろが好き。
2024年6月9日 17:38
雨の日は山へ行かない雨の日の山は怖い雨の日は淵へ行かない雨の日の淵はたぶん怖い雨の日も山や淵へ行きたいけどやめておく雨の日は力が強いわたしは力が弱いだからわたしは雨の日はじっとしている静かに雨の音を聞きながらおとなしく過ごすの
2024年6月4日 07:52
ぽたりわたしの肩に水が落ちてきたぽたり雨なんか降っていないぽたりけっこう大きな、ひと粒の水滴ぽたり少しだけ冷たくて、気持ちよかったぽたりあの水はどこからきたの?ぽたり誰かが見てくれているのかな?ぽたりありがとうなんだか、わたし、頑張れそう
2024年5月29日 07:33
大きな通りにいつもいる、あのこ少し体の小さい、あのこ怯えた表情をしていた、あのこガラス玉のようなきれいな目をしていた、あのこ仲良くなりたかったけど仲良しにはなってくれなかった、あのこあのこがいなくなったどこか遠くへ行っちゃったのかな?夕暮れの大きな通り黒いものが落ちていたあのこだった艷やかな羽を持っていた、あのこあのこは、もういない
2024年5月26日 11:01
もっと、逢いたい。もっと、一緒にいたい。もっと、繋がっていたい。もっと、わたしを知ってほしい。もっと、わたしを愛してほしい。これ全部、小さい愛。
2024年1月5日 22:59
仕事が面白くなくても、男に相手にされなくなっても、今の環境に息苦しさを感じても、星占いの結果が悪くても、それでも、生きるの。家族が居なくなって、友達も居なくなって、知り合いも居なくなって、嫌いな人さえも居なくなったけど、それでも、生きるの。何が本当で、何が嘘か分からない。みんな好き勝手なことばかり言っている。よく分からない世界で、それを信じるしかなくて、それを日常と
2024年1月3日 17:23
強い風が吹くと木が揺れる水面が波立つ雲が無くなる強い風が吹くと立っていられない目も開けられなくて、耳も痛いこの風は袋から出たもの?それともあなたが飛び回って起こしたもの?さらりとした風はすべてを清めてくれるうねる風はいろんなものを巻き上げて全部どこかへ持っていっちゃう風を起こすときあなたは楽しんでいるの?それとも怒っているの?風が無くなった木は揺
2023年10月6日 12:33
次、生まれ変わるなら、男がいい?女がいい?わたしは、次も女がいい。また女に生まれて、今よりもっと、女を楽しむの。女としての、女だけにしか味わえない喜びを、めいっぱい味わうの。だから、あなたは、次も男として生まれてほしい。男を選んでほしい。それで、また、わたしと、出会ってほしい。そしたら今度はわたしが、あなたを思いっきり、ふってあげる。もう二度と、わ
2023年9月30日 21:12
清潔な服や寝具、整えられた部屋、かわいい子どもたち、好きなおかず、そして、笑顔で、あなたの待つの。無駄なものを省いて、それでも散らかしているけど、たった一人しかいない、お酒にあう料理しかできないけど、笑顔で、あなたを待つの。あなたはどっちが好きなの?私なの?わたしなの?心が癒されるのは、どっちなの?私なの?わたしなの?帰る場所は、私のほうでしょ?
2023年8月26日 21:16
不思議なところへ行ってきました。訪ねた場所が不思議なところだったのではありません。その場所へ行った帰り道、坂道を通りました。その坂道が不思議なところだったのです。わたしは、その坂道を下っていました。舗装もされていない、昔話に出てくるような土の道でした。わたしと、もう一人の人しか、その道を歩いていません。もう一人の人は、わたしを探し、わたしを誘い出した人でした。二人とも話をするこ