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「沼らせたい」という感情と満たされ合う関係について

「沼らせたい」っていうワード、よくSNSでみる。
気持ちすごくわかる。もっと追ってきてほしいし、もっと好きって言ってほしい・・

でもふと思った。それって「恋愛依存では?」って。
「沼らせたい」と思ってるのは、自分がもう相手に沼ってるから。

自分がもう相手に沼っているのに、相手は思うように自分を想ってくれないから。だから「沼らせたい」と思うの。って結論にいたって、それって

「恋愛依存」ってこと? という感想にたどり着いた。

依存症に関する本を読んでみたら、恋愛依存のページにこんなことが書かれてた。
・恋愛依存症は、恋愛関係にある人の間で起こる共依存の病気。
・相手に尽くしたり貢いだりすることで相手に負い目を感じさせることで関係を作ろうとする「利他的従属」
・相手と親密になってきたときにわざと回避的な行動をとり、相手の不安感をあおってコントロール下に置こうとする「親密性回避行動」

「自分が」安心したいから、もっと追ってきてほしいと思う。相手を「沼らせて」コントロールしたいと願う。その関係はなかなかいびつ。土台がいびつなものに豪華な建物を建てても、崩れ落ちる運命だ。
(沼らせてプロポーズさせても、本当に欲しい関係は手に入らない)


「沼らせる」というのは、つまり騙してるだけだ。
麻薬は永遠には続かない。

そんなことを繰り返していると、恋愛関係の本来の親密さには結びつかない。

「沼らせる」は短期的に効果が得やすいだろう。でも、本当に欲しいものは手に入らない。

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