深夜ラジオ

深夜ラジオが好きで、よく聞いています。主にAMです。

特になにかに対して問題提起をするわけでもなくただつらつらと自分語りをするならば・・・、多分、一番語りたいのは「深夜ラジオ」についてだろうなぁ、とふと思ったので書いてみます。

ラジオを聞き始めたのは、中学生からでした。所属している部活動内でラジオがプチブームとなったのです。地元の深夜ラジオ番組にメールを投稿して読まれただの、昨日は徹夜でラジオを聞いていただのを先輩や同学年の友人たちが話しているのを端で聞いていました。その語り口がいかにもラジオを面白そうにいっていたので、試しに聞いてみよう、ということで私のラジオ遍歴がスタートしたのです。

思えば、ラジオと私との相性はばっちりだったと思います。なぜか夜に眠れず時間を持て余していた私にとって、面白いテレビ番組(当時の私にとって)が放送されていない時間帯にも、若者向けの放送がされているラジオは大変ありがたいものでした。そのうえ、当時、音楽に興味を持ち始めた私は、発売されたばかりの曲がフルサイズでかかることに感動したことを覚えています。

22:00~24:00の帯番組(月曜日から金曜日まで毎日放送する番組)を最初は聞き始めたのですが、そのうち深夜1:00~3:00の時間帯に手を出しはじめ、22:00以降はずっとラジオを聞いているような状態になっていました。ラジオをあまり聞かれないかたには、多分、わかりづらいでしょうが、いわゆるゴールデンタイムが、ラジオではテレビと異なり、テレビが19:00~23:00くらいなのに対し、ラジオは22:00以降になるのです(土日は事情が異なりますが・・・)。特に深夜1:00~3:00は「オールナイトニッポン」に代表される、各ラジオ局の看板番組がしのぎを削り合うホットな時間帯になっています(たぶんそんな感じ)。

いまでは、そんなにラジオは聞かなくなり、好きな番組を録音して寝るときとか作業中に聞くといった程度ですが、一番好きなメディアはラジオと言い切れます。テレビよりも本よりもインターネットよりも好きです。

ちなみに音楽番組とかはあまり聞きません。主にお笑い芸人さんのフリートークが聞けるラジオを聞いています。


……上記を読み返してみるといつもにもまして内容がないので、ここまでラジオにはまってしまった要因を考えてみました。

・ラジオを聞くことによって思考をシャットアウトしたかったから

これが真の理由ではないかと思います。夜、眠れなくて、ラジオを聞いていたのですが、ラジオ聞く前はひたすら考えことをしていました。なにを考えていたのか、思い出してみると、大体下記のようになるのかなとおもいます。

・死について

・宇宙の無限性について

・将来について

・性について

・世界平和について

考えている間、楽しい気分になることはあまりなかったように思います。不安が高まったり、虚無感におそわれたり……。そんな思考を頭からしめだしてくれたのがラジオだったのかなと今は思っています。当時考えていたことは今でもなんとなく思い出せるのですが、中学生らしい陳腐で浅はかなものだったと思います。しかし、当時は切実に感じていました。

当時の、”空想癖”ともいえる、考える習慣に対するほんとうの解決は、「納得のできる結論を得る」だったり、「考えてしまうことの原因を突き止め、(現実への不満とか?)それを解決する」だったりするのだと思います。”空想をラジオで遮断する”というのはいわゆる「臭いものに蓋」なのでしょう。

「まあ、でも、それはそれでいいんじゃない?」と思ってしまう自分は当時から大人になったのでしょうか? 

最後に、かの有名な一休宗純(とんちの”一休さん”でおなじみ)の名言でお茶を濁しておわります。

「心配するな、大丈夫、なんとかなる」

叶うならば悩める中学生だった当時の自分にこの名言を伝えたいものですが、真面目な彼にはきっとこのニュアンスは伝わらず、”無責任な大人がテキトーなことを言っている”と思われるのがオチでしょう。彼が理解できるのは、彼が理解できるものだけなのですから。



最後まで読んでくれてありがとー