いたいいたいの日記
昨日からずっと腹がへっている。あまりに腹が減っているので目眩がするし、目がちかちかして視界がわるい。お腹がへると目がおかしくなる。
あんまり腹が減ったので、たまたま目の前にあった民家にはいる。幸い、ドアに鍵はかかっていなかった。玄関で靴を脱ぐと、靴箱の上にチーズケーキがホールごと置いてあるのが目にはいったのでムシャムシャ食べながら家の中を散策した。リビングにはダチョウの卵で作られた大きなたくさんの目玉焼きがテーブルに積み上げられていたのでムシャムシャ食べる。寝室のドアを開けるとベッドの上でダチョウの夫婦がよろしくやっていたのでそっとドアを閉めた。
地下室へ降りて食糧貯蔵庫へ入ると、幾千万のおもちゃの兵隊が合同訓練をしていた。しばらく見学していたけど、だんだん退屈になってきたので兵隊たちを片っ端から食い散らかす。
まだまだ腹ペコである。期待に胸を膨らませて冷蔵庫を開けてみると、中には高額紙幣の束がぎゅうぎゅうに詰められていた。僕は歓声をあげる。貪るように札束を食べていると、小さなダチョウがこっちを見ていることに気づく。
お前も食べるかい、とダチョウに向けて紙幣をヒラヒラさせるとダチョウが近づいてきたので丸のみにして食べた。
覚えてないけど、昨日は多分、こんなことがあったに違いない。そうでもないと、今の僕のこの腹痛は説明がつかない。おお!痛い!痛い!
最後まで読んでくれてありがとー