見出し画像

耳掃除

やめたほうがいいのにやめられないランキング第一位が、「耳掃除」です。

耳掃除って、どうやら必要ないらしくて、そのまま放っておいても自然と外に出ていくんだとか。だから、せめて外耳を拭くくらいで、少なくとも穴の中に綿棒を突っ込んだりする必要はないらしい。

耳の中を負傷したときに、耳鼻科に行ったら、それこそ「絶対に耳掃除をするな」と言われた。そう、これが正解なのだ。

しかし、どうにもやめられない。わかっているのだ。そんなに頻繁にしなくても問題ないし、むしろしない方がいいのだということは。

それでも、やめられない。ふとしたときに耳掃除をしたときに綿棒にこびりついた耳垢を見て、ゾッとすると同時に快感があることを自覚している。こんなものが耳にあったのかという不快感と、それが取れたことの爽快感。どうかしている。

確か子どものときは乾いた耳垢だったのだが、年を取ったら完全にジメッとした耳垢になってしまった。だから、一層不快感があるような気がする。それでも、少なくとも一週間放っておいたところで耳垢はたまらず、耳掃除の必要は全くない。

我慢して、我慢して、我慢して、久しぶりに耳掃除をして、ようやく成果が感じられるくらい。それでも、気になって、すぐに耳掃除をしてしまう。

わかっているのにやめられない。この流れを、いつか断ち切れるのだろうか。

サポートしていただければ嬉しいです!