181 時には楽しさをかなぐり捨てる

必要を繋ぎ、最短距離をいく。
「楽しさ」を優先して手にする充実と失われるチャンスを秤にかけてみることも、時には大切。
効率良くポンポンと作業が進行することで、理解度が上昇するということがある。
リズミカルに学習が進むことで視界が開け、新しい世界との出会いも早くなる。
勉強のための勉強を自分が決めた順番でやる時期もあっていい。
必要に迫られて触れるだけの本も含め、とにかく数多くあたっていくことで成果物を生み出す時期についても考察する必要があるだろう。


やりたいこと、やるべきこと自体は、頭に思い浮かぶ人は多いのではないだろうか。
特にやるべきことを「また、いつか」と後回しにするか、前倒しにこの瞬間から動いていくかで差が生まれてくる。
人生において早く「出会っておく」ことの価値に気付かされることは、誰しもあるはずだ。
早く知っておくことが、次の機会の価値を高めてくれる働きをする。
インプットする量と同じくらい、アウトプットする。
勉強を手段として使い、これまでの勉強を繋げて目に見える成果物を生み出す。
今までと異なる時間の使い方をすることで、新しい効率性を体験することが重要だ。


楽しいという自分の感覚はモチベーションにもつながり、確かになおざりにはできない。
しかし、自分を庇い、満足させることだけが自分を飛躍させる処方箋ではないだろう。
自分を驚かせ、自分のテンションを上げ、自分のこれまでの努力の成果を爆発的に発揮させる機会が人生に一度くらいあってもいい。
そして、大抵その一度の機会を皮切りに世界が変わり、もう元には戻れなくなる。
自分を飛躍させる触媒が必ずしも楽しいものである必要はなく、全体像を考えれば真っ先に飛び込むべきところに迷うことなく飛び込んでみる。
そこに困難があろうとも、全思考を総動員し、スキルの活用に迫られる状況を作っていくことが成長を加速させる。

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