歴史と経済82〜射程〜

自分の照らし出せる射程は広がっていくもの。
そのタイミングは長期的に見れば、順序よく訪れる。
早すぎる出会いはその価値に気づけず、遅すぎる出会いは過ぎた日々を思い起こさせる。
良き出会いは早いに越したことはない。
こんなすごい世界があったとは露知らず、何年も何をして来たのかと思うこともある。
逆に言えば、その世界と出会ってしまえばもう、飛び込むしかない。
夢中になれば睡眠も食事も忘れてしまって没頭してしまうこともある。


そんな出会いは現実世界に転がっているのかもしれない。
あるいは、読書や芸術の世界にあるのかもしれない。
自分の価値観が世界を呼んでいる。
そして、世界が自分の価値観を研ぎ澄ます。

あっちに行って、こっちに行って2〜3年経過してしまうこともあるだろう。
そんな日々を何度か過ごしているうちに射程距離は伸び、全体像の広さが認識される。
その頃から、人生の短さも意識するようになる。


理想と現実の衝突がある。
歴史を学び、理想の枠組みを夢想する。
経済を学び、未来への動き方を思案する。


どちらも必要なスケール感を持っている。
人生を大きく変えてしまうほどの出会いがある。
そこでひと頑張りして、何かしらの山を築きたい。


挑戦は新しい景色と出会うためにある。

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