地図で調べるひと手間を惜しまない

自分が当たり前にやっていることの一つに、地図で調べるということがある。
みなさんは、知らない地名と出会った時どうしているだろうか。
Googleマップで調べるのはまだいい方で、ほとんどの場合は特に調べもせずやり過ごしている場合が多いのではないだろうか。

たとえば、「長沙市」という地名が出てきた時にどうするか?
文脈によってこの地名が中国のどこかにある都市であることは分かる。
そして、これを放置せずにGoogleマップで調べてみるのだ。
地図調べで重要なことはその地名の「位置」を特定することだ。
地図でまずやることは「探す」という作業である。
実際はここにほとんどのエネルギーが注がれると言ってもいい。

調べてみると、長沙市は長江中流域の省都であるということがわかる。
湖南省は毛沢東の出身地ということで、中国にとって特別な場所でもあるのではないか。
とまあ、これだけのことである。
そして、これがどれほどの意味を持つか。


まず、これだけのことと言っても1分くらいはかかるかもしれない。
そして、Googleマップで調べて地図を活用することにどれだけの意味があるのか。
まず、地図で調べると自ずと周辺の情報も拾い読むことになるということだ。
「長江と黄河はどっちが上だっけ?」となるよりも、長沙市と長江が紐付けば位置関係は自然と頭に入るし、長江流域にこんなに大きな湖があることから、長江というのはとてつもない大河であることも実感するだろう。


このように地名を「出会い」として捉え、その周辺情報を有機的な知識の繋がりとして、自分の中にストックして行くと世界は拡大していく。
中央アジアやアフリカ、カリブ海諸国など、普段目にしにくい場所ほど地図で調べてみて、画像検索で写真も確かめて見ると良い。



興味がある場所ならば、そこからGoogle earthで調べるとさらにリアルになる。
世界の地名に詳しくなれば、さらにニュースや勉強は面白くなって行くはずだ。

地図から攻めるというのも、有効なアプローチになるだろう。

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