日本とのつながり96〜四国地方(後半)と中国天津市〜

地図を確認しながら愛媛県、高知県、北京市(中国)を見ていきたい。
愛媛県を燧灘沿いに西進すると、四国中央市、新浜平野の広がる新居浜市、面河渓の北方に聳える西日本最高峰の石鎚山(標高1982m)がある西条市が位置する。
大三島、伯方島、大島を繋ぐしまなみ海道が来島海峡を跨いで高縄半島に上陸する今治市の南西には道後温泉で有名な松山市が位置し、南進すると、砥部焼で有名な砥部町、伊予市、街並みが有名な内子町、大洲市、西予市、滑床渓谷の向こうに宇和島市と続いていく。
そこから西に浮かぶ日振島の西には豊後水道があり、北上すると宇和海を挟んで佐多岬半島が伸びており、西端の佐多岬の先には豊予海峡(速吹瀬戸)がある。

次に高知県に入ると、北方には東西に四国山地が走り、先述した石鎚山から土佐湾に流れる仁淀川の湾曲部南には天狗高原などの四国カルストが広がり、さらに南方には入不山が位置する。
県の西南に向かうと「最後の清流」四万十川が小京都中村に向けて流れ、南西には四万十市や宿毛市、南下すると竜串や見残し海岸、足摺岬がある土佐清水市が位置する。
県の中央部を東進すると、県庁所在地の高知市、南国市、香美市、香南市、安芸市、室戸岬のある室戸市へと至る。

一方、中国の天津市は北京・上海・重慶ととも四大直轄市の一つであり、人口1300万人を擁する大都市である。

天津は昔から貿易がさかんであり、北京の海の玄関として重要な位置を占め、京劇や昆劇などの舞台演劇の発祥地とされた。

また、アヘン戦争後に通商港として解放され、水運・手工業・製塩業が勃興し、現在の工業・商業都市としての基盤が整った。

地図を片手に日本や中国を確かめたい。

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