65 積読
本を読めば読みたい本が増えていくという現象が起こる。
そして、本一冊読むのはなかなか大変な作業でもある。
この一年を振り返って、どれだけ本を読んだか思い出してみる。
そうすると、読もうという思いの強さとは裏腹に意外と捌けていないことに気付くかもしれない。
しかし、背表紙を眺めているだけでも、意味がないとも言えない。
本の中身を想像しながら生活していくことも、その内容と関わっているとは言える。
子どもが図書館に来て、読まないにしろ、本を取り出してみる。
あるいは、本に触る。
もちろん、読めばもっといいのだろうが、その姿勢は読書への萌芽と捉えることもできる。
そのように考えれば、積読もまた一興に思えてくる。
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