日本とのつながり98〜九州地方(後半)と中国重慶市〜

地図で確認しながら進めたい。
熊本県を北東部から見ていくと、南小国町に黒川温泉があり、南には阿蘇市が位置し、見晴らしのいい大観峰や阿蘇谷を経て杵島岳、中岳、高岳、根子岳、草千里ヶ浜、烏帽子岳のある阿蘇山が聳え、南部には南郷谷が広がる。
西進すると大津町や菊池市、合志市や長洲町へと至り、東西に流れる白川は熊本空港のある上益城郡を経て、水前寺成趣園や熊本城、金峰山のある熊本市を経て島原湾に注ぐ。
宇土半島の先端の三角町を経て、上島と下島を主島とする天草諸島が浮かぶ。
県南端には水俣市が位置し、県東部の九州山地の市房山を源流として、日本三大急流の一つ球磨川が八代平野を経て、八代海へと注ぐ。

大分県は北東部に姫島が浮かび、国東半島には富貴寺大堂がある豊後高田市や大分空港、両子山のある国東市、南には杵築市、日出町が位置し、西進すると宇佐神宮のある宇佐市、英彦山を源流とする山国川に沿って奥耶馬溪、裏耶馬溪、深耶馬溪、本耶馬渓、青の洞門が見られ、東方には羅漢寺のある中津市が位置する。
県東部は別府湾に面し、別府温泉郷や鶴見岳がある別府市、由布岳や由布院温泉が見られる由布市、高崎山を経て佐賀関半島へと至る大分市、臼杵磨崖仏が見られる臼杵市、津久見市、佐伯市が位置する。
祖母山のある県南西部から北西へと進むと、久住高原を経て久住山などが見られる九重山からは玖珠川が流れ、南部の阿蘇外輪山を源流とする大山川が日田盆地のある日田市で合流して、筑後川となる。
なお、県の東には伊予灘、豊予海峡(速吸海峡)、豊後水道と海が続く。

一方、中国の重慶市は1997年に中国第4の中央直轄市に昇格し、水運を利用した内陸貿易で西部最大の工業都市となっている。

人口は2884万人を擁し、長江と嘉凌江の合流点に位置している。
繊細に表現された大足石刻や劉備臨終の場所として知られる白帝城などの観光地もある。

そして、激辛の火鍋が好まれ、体に籠った熱を吹き飛ばす。

火山や温泉、料理から、土地との関係を探ると面白いかも知れない。

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