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コーポレートカラーについて②

コーポレートカラーの重要性

コーポレートカラーは、シンボルカラーともいい、企業などの組織を象徴する色のことです。

ある一つの色をコーポレートカラーとして定めてしまい、ロゴマークや看板・製品のパッケージやWEBサイトに至るまで、その色を用いることで、統一感が出て、同じコーポレートカラーを使い続けることで人々の印象に浸透させることが可能です。

例えば、「2種類の緑色の銀行」といえば「三井住友銀行」と思い出されるのではないでしょうか?

このように、人に印象付けるために、企業やブランドと色を結びつけることは、とても効果があります。
さらに、皆さんもご認識されているかと思いますが、色にはそれぞれイメージがあり、企業理念や訴えたいビジョンを色と組み合わせることで、人にその企業はどういうものなのかを伝えることも期待できます。

コーポレートカラーを決めるには?
どんなコーポレートカラーにするか、その決め方についてご案内します。

①他社との差別化
金融機関を例に挙げると、緑色(三井住友銀行・りそな銀行)・赤色(三菱東京UFJ銀行)・青色(みずほ銀行)など、様々あります。
同業他社との差別化を図るため、コーポレートカラーを他社とは違うものにするのも、決め方のひとつかもしれません。

②伝えたいイメージの色を使う
緑は落ち着いたイメージ、青はさわやかなイメージ、赤は躍動的なイメージなど、企業のイメージと色の持つイメージをリンクさせることも、決め方のひとつかもしれません。
ただし、そうなると同業他社で同じ系統の色を使ってしまうことにもなりますので、そういったときは色のトーンを変えたり、二色展開にするなど、少し工夫が必要です。

③あえての「黒」という選択
コーポレートカラーとしての色の数は、単色か多くても2色ぐらいが妥当ではないかと思うのですが、googleのように色の三原色+緑の4色を用いている企業もあります。
ちなみに、googleのロゴに使われている4色のうち、緑が採用されたのは、「ルール(=三原色)にとらわれない」という想いがあるのだそうです。
複数の色をコーポレートカラーにすることで、「多様性」や「いろいろな側面がある」といったイメージづくりが可能になりますが、逆に「黒」にすることで、黒が持つ「すべての色を合わせた色」=「様々な事業やサービスがある」というイメージを与えることもできます。
apple社は、1998年まではおなじみの欠けたリンゴレインボーカラーロゴにでしたが、その後、黒や立体的なグレーのリンゴに改変され、現在はグレー1色のシンプルなものになっています。

色が持つイメージ

それでは、代表的な色のイメージをご案内します
【赤】・・・「積極的」・「情熱的」・「行動的」・「自信」・「生命力」・「闘争心」など
赤は、「進出色」といわれていて、実際の位置よりも近くにあるように感じる色の代表です。そのため、とても目立つので危険や注意を促す案内サインにも効果的です。
また、鮮やかな赤にはエネルギッシュで外交的な印象も与えることから、政治家が重大な発表を行う際にネクタイに取り入れたり、スポーツのユニフォームに採用されることも多くあります。
逆に、トーンを下げて落ち着いたイメージの朱色に近くなると、和風で優雅な雰囲気になります。

【黄色】・・・「躍動的」・「軽さ」・「注意」・「嫉妬」など
黄色は、色相の中で明るい色ですので、注意を引くためには効果的です。黒や赤などと使うと特に人の目に留まりやすいので、危険を知らせる注意喚起のほか、商品のセールなどでも、気軽さや安さを強調することができます。
ちなみに、キャラクターに黄色を用いると、子どもをはじめとした幅広い年代に親しまれやすい傾向があるそうです

【緑】・・・「調和」・「さわやかさ」・「環境」・「自然」・「平穏」など
非常口に緑色が使われているのは、非常時に逃げるときに人を落ち着けるためといわれています。また、緑色は森や草木を連想させるため、長時間見ていても目が疲れにくい心理作用も期待できます。

【青】・・・「誠実」・「冷たい」・「涼しい」・「先進的」など
青は、その濃淡で様々な印象を与えることができます。例えば、明るい青はフレッシュさをイメージさせますので、洗剤や歯磨き粉など、衛生用品のパッケージでは白と併用して清潔感や爽やかさが強調できます。
また、都会的で洗練された印象を与えるために、家電メーカーや医療関係、IT関係の企業で多く採用されているようです。

【紫】・・・「上品」・「神秘」・「妖艶」など
藤の色に代表されるように、薄い紫にはどこか古典的なイメージがあります。また、深い紫は高貴で気品がありますが、一方で鮮やかな紫には少し派手な印象があります。
ちなみに、赤紫はJISの安全色で「放射能」の色として設定されていますし、近年では気象庁が「警報のうち特に警戒を要する区分の色」として紫を設定しました。多くの人にとって危険が伝わりやすい色覚の多様性を配慮した色として、防災情報や気象情報の色合いの統一化が進められています。

【黒】・・・「高級感」・「重厚さ」など
重厚で格調の高さを感じさせるイメージがあることから、ハイブランドでたびたび目にすることがあります。黒には、収縮色、後退色、強硬色、重量色といった色のイメージ効果があるため、実際よりもずっしりとしたイメージ、引き締まった印象を与えることが可能です。

コーポレートカラーは、イメージ戦略の第一歩ともいえる重要な要素です。
ぜひ活用していただき、ビジネスを一歩前に進めてみてはいかがでしょか?

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