コミュニティ・ビジネスの意義は
こんばんは。
昨日のつづき
細内信孝さん「コミュニティ・ビジネス」
第一章 コミュニティ・ビジネスとは何か
この章ではコミュニティ・ビジネスの視点についても触れています。
いままでのビジネスでは、売上高や利益率といった視点が重視されました。しかし、コミュニティ・ビジネスの場合は、もちろん組織を維持するために必要な範囲でそのような視点も重視しますが、むしろ、ビジネスの社会的位置づけや地域での位置づけを強調するところに特徴があります。(細内,2010,p.20)
大企業は大きいマーケティングがあり、目的は競争ですが、コミュニティ・ビジネスは少し色が違います。
地域に密着し、生活者のニーズに対応する施策を遂行し、目的は競争というよりは共生に近い。
ボランティアでもないことから、企業とボランティアの中間にコミュニティ・ビジネスは位置すると細川氏は述べます。
そのように位置づけられたコミュニティ・ビジネスの意義はどこにあるのでしょうか。
私の個人的な意見としては、社会問題の解決に可能な限り時間を割くことができる点にあると思っています。
今日の社会問題など、例を挙げればキリがありません。商店街の衰退、コミュニティの希薄化、後継者問題、オールドニュータウン化…
これらの社会課題の解決、地域文化の継承又は地域経済の活性化などの取り組みを自己実現の一環と考える人にとっては、生活できる収入がある、かつ上記の取り組みを本当に仕事としてできるのであれば、試したい人は少なくないと思います。
ただ、家族をもつと、安定した収入や福利厚生等様々な不安要素も出てくるのかもしれませんが…
逆に、地域で仕事をしていると、職住近接の働き方が可能となり、家族と過ごす時間が増えたり、より地域の顔を知ることができる一面もあります。
働き方改革が叫ばれる今、自己実現を叶える人生の歩み方も様々です。
どこに視点を置き、どんな働き方をしたいのか、考えるきっかけにもなりそうです。
今日はここまで。
p.s.
文章書くのって本当に難しい…