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地域「人」からの情報収集

再び本に戻ります。

『コミュニティ・ビジネス』

茨城県ひたちなか市の「くらし協同館なかよし」の活動事例が取り上げられていました。

同地域の本郷台団地は、ニュータウンとして一体開発された場所で、モータリゼーションによる小規模小売店舗の減少など、高齢者にとって「買い物難民」と言われるような問題があった地域でした。

そこで地域の主婦が立ち上がり、閉店した店舗の軒先を活用し、野菜の産直市を始めたという事例です。

感銘を受けたのは、この場所を単なるスーパーとしての場所として完結させるのではなく、地域の人のコミュニケーションの場所にしたり、家事を手伝うようなサービスの拠点としたり、シナジー効果が生まれるような仕組みづくりをされている点です。

目の前の課題解決に追われそうなものですが、他の地域の課題を合わせて解決できるような施設とすることも、地域に求められる場所となるには必要な視点なのですね。

やはり、このようなサービスを提供するには、「地域のことを知る」「同じような志を持った仲間と始める」ことが大事なんだと再認識しました。

志のない、あるいは方向性が全然違う人が大勢集まるよりも、似たような方向の志をもっている人が数人集まれば十分機能するはずです。

地域の「人」との繋がりを増やせるよう、とりあえず馴染むことにひたすら没頭する必要がありそうです。

今日はここまで。