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公認会計士がBig4監査法人を分析・比較してみたPart5-Deloitteトーマツ⑤-

前回は人員構成推移、公認会計士一人当たり財務分析をしました。

今回は、私が公認会計士試験合格後、Deloitteトーマツ、かつ、首都圏以外の都市圏地方事務所を最初の職場に選んだ理由を綴りたいと思います。

受験生、監査法人就活生のご参考になれば。

まず、どの法人にするか。

試験合格者の主だった選択肢は、Big4監査法人、中小監査法人、もしくはそれ以外(コンサル等)かと思います。公認会計士試験受験生の皆さんは、合格発表に先んじて、8月の論文式試験直後から就職説明会が始まります。私はTAC生でしたので、TAC主催の就職説明会(東京)に参加し、その後各社の個別開催の説明会へ参加しました。当時の参加企業は、話を聞いた記憶ベースだと、Big4監査法人、中小監査法人(仰星、アヴァンティア(太陽はいなかった気がします))、その他(エスネットワークス、平成会計社(今は令和会計社かな))です。

それぞれの印象はこんな感じ。皆さんも肌で感じに行ってください。

Deloitteトーマツ…しっかり統制が取れてる。全体としてまとまりを感じる。そしてどことなく修羅場を乗り越えてきた様な凄みを感じる。着飾っているものの目の奥に疲労感が。

KPMG…キラキラしてる。綺麗な感じでトーマツみたいな凄みは感じないがスマートにこなしている聡明さを感じる。疲労感は感じず。組織としての一帯感はトーマツと似た感じ。

EY…印象が薄い。説明内容も規模が最大、ってのをごり押ししてた印象。個人的に1番フィットしない感じだった。

PwC…組織として1番まとまりがなく自由な感じ。言動もかなり自由な印象。疲労感も感じず。ただずっしりというより軽い印象。柔軟性は1番高そうだった。巨大な資本を有しながらスタートアップ気質を感じた。

仰星…日本独自っていうのをものすごく推されていた印象。イメージですが、国産自動車の良さをプレゼンされていた感じに近い。個人的に響かず。

アヴァンティア…監査法人のベンチャーといった印象。若いながらマネージャー、パートナーになることも可能そう。

エスネットワークス…監査法人でなく、説明会参加企業の中でも最も異色。公認会計士の資格を使わずとも社会の荒波を超えていけるタフさを感じる。実際に同社内では試験合格者のまま登録までする人も少なくないらしい。教育面は本人次第で、自律性が凄い求められる感じ。

平成会計社…税務が中心の中小法人という印象。キャリアとして税務を考えている方には一考の価値あるのではないでしょうか。

以上、イメージ、印象を書いてみました。

私の就活時期2014-2015頃は超売り手市場であったこともあり、選ぶことができた為より慎重にファーストキャリアをどこにするのか悩みました。この印象は説明会へ出席して実際の職員の方とお話しした後も大きくは変わりませんでした。

今は売り手市場から変化しつつある様ですね。とは言えしっかり準備して熟考するなど本質的にやることは変わらないかと思います。

次はPwCあらたを見てみます。

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