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桑の実

バレエのシニアクラスに週一回ですが楽しみに通っており、
メンバーが私よりも年上の方が多いのもあって
レッスン終えてから、季節の野の花や木々について駐車場まで話して帰ることが多いのです。バレエもですが、この少しの時間も豊かです。

この日は「桑の実が線路(殆ど通らない単線)の近くの道沿いに成っていて食べられるわよ。」
との話題…
そして、そこに差しかかった折、ちょうど犬のお散歩中のおじさまが、摘んでらっしゃったのです😂

ご挨拶した流れで、
さぁ私もチャレンジ!

バレエのお仲間さんたちは「口が青くなるのよね、昔よく食べてすぐバレていたわ」と笑いつつ、
「黒くなった実が美味しいよ。」と教えてくれました。

私は、桑の実は食べた記憶が無くて…
人生初で、野生の桑の実を頂く瞬間を迎えました😂

果たして木から摘んだだけで、指が赤紫に!
柔らかい粒の集りの実。

食べてみると、ほんのり爽やかな野生の甘さ。
子供の頃、庭のユスラウメが大好きで、沢山食べたのを思い出しました。
あと、アカツメクサの蜜を吸ったりしたことも…。つまり直に摘み取って味わえる旨味…あれはなんなのでしょうね。身体、五感がスッと目覚める感覚…。美味しくて、三つほど頂きました。

(ああ、いいなぁ。桑とユスラウメを植えようかなぁ…)

調べたら桑の実はとても栄養があるようです。
アントシアニン、ビダミンC、カリウム…
そして葉は乾燥させてお茶にできる
育てるのに手間もかからない…優れていますね。
参照:
http://herb-spice.net/kuwanomi

もう一つ、桑といえばお蚕さん。
子供の頃、蚕を、教員だった母が実習か何かの関係で貰ってきて家で育てていました。桑の葉は近くの山から調達していたとか…。蚕が葉を規則的に食む賑やかな様子、一変、繭からかえった静かな白い姿と黒い目が可愛くて可愛くて。

「お蚕さん、桑の葉を食べる音がけっこうするのよね。」と、正に実家が昔養蚕をしていたというお仲間さんの一人が話していて、懐かしく思い出しました。

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