アオバセセリ
蝶が苦手な方がいたらすみません。
初めて見たので、
そして名前を知らなくて調べたので
記しておきたくなりました。
セセリチョウといえばイチモンジセセリ。
野にも庭にも昔は沢山飛んでいました。
母が詳しくて、母から名前は教わってきたんですが、他にもセセリチョウの名を聞いていただろうに、"イチモンジセセリ"の語呂が心地よくて、私の中では「セセリといえばイチモンジセセリ」でした。
しかし、この機会にあらためて調べてみるととても多様で驚き…。
更に、イチモンジセセリは渡りをする蝶だということや、幼虫はイネなどを食べてしまうから、害虫扱い…農薬でやられてしまうなんてことまで、知ることができました。http://papilio.my.coocan.jp/seseri_shasin.html
(ネットの時代ってすごい。)
アオバセセリの話に戻しましょう。
出会ったのは南足柄のとある戸外駐車場…。
周りはしずかな山里です。
用から車に戻った時に、車の近くに落ちていたのです。
確かにセセリチョウの特徴的な姿なのに縹色(はなだいろ)の背…。(なんという美しい色!)
しかしおそらくもう最期のいのちを燃やしている段階、強い風に抵抗ならず飛ばされてしまったようでした。
せめて自然を感じる場所へ戻せたらと、咲き終え落ちたピンク色のつづじの花にとまるよう誘導し、そのまま土の上(苔の上)へ。
いたいけな瞳。
子供の頃、セセリチョウの目はなんて可愛いのだろうと思って見つめていたのを思い出しました。
蛹の中でのアポトーシスのあと、
美しい羽根を得る蝶や蝉は、
何故だか幼気な目をしてる。
そう思うのは
私だけでしょうか。
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