29歳の深夜、残業帰りに号泣して甲州街道沿いを歩いて帰った。 フリーター生活が長く、奨学金の返済とリボ地獄の返済。灰色の日々。 周りの友達は結婚している。恋人がいる。 国内旅行だって、海外旅行だってしている。 20 代最後の誕生日に、全部が情けなくて泣いて帰った。人生の周回遅れ。 もう走る車も少なくて、オリオン座だって見えない空を睨んでから、下を向いて泣いて歩いた。 あれから何年も経って、正社員になって、リボ地獄からは脱却した。奨学金は相変わらず返してる。 それ
もとより空想家であった。 自分のことは王国の姫で、いつか本当の世界から迎えが来るのだと思っていた。 はたまた一流の魔女で、杖を一振りすれば世界は輝くのだと信じていた。「本当の姿」になれば。「ほんとうのすがた」になれば。この姿は仮初めである。 昔はいつだって自分が主人公だった。 この世界の主人公は、この人生の主人公は自分なのだと信じて疑わなかった。いつからだろう、わたしは主人公ではないと感じるようになったのは。思春期の屈折が原因か、それとも、SNSの台頭により、紛れもない
今日も今日とてよく寝ました。昨日のわたしからしたら、予想通り…といった感じではないでしょうか？ しかしちゃんとモーニングに行きましたよ。 焼き鳥も買ったし、ピザだって食べました。 また白ワインを一杯。 明日は仕事ですね。明日のわたし…頑張って…。 今日は短め。 それではまた。 2018/11/11 秘密裡
寝坊した。昨日のわたし。お元気ですか？ 今日のわたしは間に合う時間に起きながらも、姉との待ち合わせに遅れていました。 できたわたしの姉は怒ることはなく、大変ありがたいなと思った次第です。しかし、甘えてばかりではダメですね…。 楽しみにしていたバレエ公演「不思議の国のアリス」よかったです。 赤の女王役の方がとても美しいのにイロモノというのが面白かったです。 それに、劇場で飲食ができると初めて知りました！ これは大きな経験値です！ シャンパン、グラスワイン、ソフトドリンク、スイ
明日の私へ。 今日のあなたは御機嫌斜め。 体調不良なんて言って大寝坊…そのうえ虫の居所がどこか悪くて、ニョキニョキむくむく生えた牙が収まらない。 たくさん人を傷つけました。 帰路でレミゼの宿屋の主人の歌を口ずさんでも誰も騙されません。 明日のあなたはいかがお過ごしでしょうか？ 大好きな姉も泊まりに来ますし、待ちに待ったバレエ公演もあります。 充実した日を送ったのではないでしょうか？ それではまた。 2018/11/9 ドアは誰も叩かない
“女たち”と打ち出しているが、主人公は「わたし」一人。 そのうえ、“されたい”も、正確には「したい」だ。 自己肯定感が低すぎて、生きるのがつらいし、 感情の浮き沈みにつかれる毎日。 卑屈な胸の裡を吐露したい… そんなわたしの日記・回顧録的な何かを始めようと思う。 つづけられたらいいなぁ。 ※肯定感を高めるといった目的ではなく、 肯定感の低いわたしからみた 肯定感の高い人々にたいする妬みをつづる。 羨ましくて、妬ましい。
