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⑨喧嘩の止め方 教科書では教えてくれない、介護士のすすめ 

2.介護士として

施設に行くことも慣れ、勤務前にシフト表を見て、今日はあの人と一緒か😩とため息をつくこともあるでしょう。

自分の担当するグループでは、ご利用者の名前はもちろん、ある程度の好みや性格が読み取れるかと思います。
誰と誰が相性が良い、悪いなど介護士は様々な配慮から、問題を未然に防ぐように行動しましょう。

例えば☝️
AさんとBさんは、顔を合わせれば口論になり、食事席もわざわざ離れた場所に設置しているのに、BさんがAさんに近づいていく。
たまには、楽しく会話をするのかと思うと・・・最後にはやはり、口論になる。

どうでしょう?
人間なのだから、口論になるのも致し方ないと思う反面、上記の事柄から想像することは

1.興奮した二人は、離れた後も慌ててしまい、自居室に帰る際に転倒をしてしまうかも・・・
2.血圧が上がり、体調が不安定になってしまうかも・・・
3.二人を見ている他のご利用者が心配になり、ソワソワしてしまうかも・・・
4.二人が口論に止まらず、手が出てしまうかも・・・
色々な事が、口論によって想像してしまいます。

さぁ、貴方はこのご利用者の二人が口論しているこの場を、貴方ならどうしますか?

1.間に割って入り、両方の意見を聞きながらなだめていく。
2.あえて、AさんまたはBさんに用事を作り「Aさん、食事の後で申し訳ありませんが、〇〇やって頂けますか?」と持ちかける。
3.二人に目を離さず、口論以上にならないように見守りながら、納得いくまで話し合って頂く。
4.間に入り、AさんまたはBさんにその場を離れて頂く。

まだまだ、私が思いつかない答えがあるのかも知れません。文章だけでは読み取れない、その場の雰囲気があるでしょう。
介護に正解はないと言う方が、介護士の中にいらっしゃいます。
答えはない?
私が思うに、答えはその場にあります。そして、介護士の技量、介護士のタイプや雰囲気によっても答えが変わっていきます。
答えがない訳ではなく、経験により色々な選択肢を増やした介護士が、今、使えるその場の最善の選択肢を導くが答えだと思います。
ベテランと新人では技量の他に、ご利用者との関係性も違います。介護士の性別でも、答えは違うでしょう。最善だと思う選択肢にして、振り返ってみて下さい。
答えは、正解か不正確かではなく振り返ってみて次に自分の糧として繋いでいくが、答えだと思います。

側から見て、後から否定する管理者がよくいる世界です。
その場に見ていない第三者から、聞いただけでその場の判断を否定する先輩職員や、管理者にはならないで下さい。事故に至ってしまったとしても、その場では最善の判断だと思えたのなら、先輩職員や上司、管理者に助言を仰ぎながら選択肢を増やしましょう。

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