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選挙にまつわるもにょもにょ〜ドキュメンタリー映画『NO選挙,NO LIFE』の感想

大雪の予報となった当日でしたが、楽しみにしていた予定だったのでどうにか行ってきました!

フリーランスライターの畠山理仁さんの選挙取材を追いかけたドキュメンタリー映画。『香川1区』や『国葬の日』『センキョナンデス』などと同じくネツゲンによる製作です。(YouTubeもおもしろそう〜)

映画の詳細は以下もご覧ください。

映画を観てアフタートークを聞いて、色々考えはじめてしまったので、まとまらないけど記録として列挙しておきます!

ドキュメンタリー、好きなのよね

単に候補者を追いかけるだけでなく、「畠山さんの取材風景」を追いかけることで、より一層それぞれの生活や日常や人柄を想像させるのかなぁと思った。
「畠山さんの撮っているカメラには映っていない部分」を写していることで、こちらに感じられたり伝わるものがあるんだと体感。快感!

それにしても、屋さんの去り際の衝撃!!会議室で会って話すだけじゃわからないことがあるな〜と。個人的なベストシーン(笑)

選挙って、クセが強い人、個性のある人が出る…?

畠山さんが思い入れをもって追っているように見えた(描かれてた?)方は、多くの人とは共有しづらい独自の情熱や思いで立候補してる感じがした。
ご家族の言う「社会不適応」的な部分と重なるのかな~なんて。憶測です。
人には理解されず、お金もマイナスだけど、出ずにはいられないみたいなところ。
そういう候補者と、政党に所属してよく見る選挙活動をしてる候補者と、民主主義という言葉の笑っちゃうような乖離を感じた。何なんだ!

それにしても、やはり選挙は体力…東京の投開票日は深夜〜徹夜、沖縄は翌日の早朝って。みんなどんな生活してるん?

サキマ候補のその後…私も気になる。

投開票日の夜の様子や翌日、その後どうだったんだろう。気になる。
熱狂的にも見えるのぼり旗や集会と、畠山さんの冷静な見立てが対照的で、でも説得力があって、切なくなったなぁ。

選挙取材の再開は、下地さん(や候補者)の情熱や使命感に影響されたのかなと感じた。当選した人たちの諦めない姿に敬意が湧くことも少なくないけど、それは当選という結果を得たからだけではなく、立候補の時点でもう持ち合わせている人がいるんだなと思ったり。
(もちろん、当選を経験した人が政治の場に戻りたいという時に、本当に純粋な気持ちが動機なのか、疑わしく思ってしまう部分もあるけど。)

雰囲気の一端でも感じられるありがたさ

辺野古の部長の言葉も重かった。工事を見るだけでも胸は痛いけど、その周辺でせめぎあいを続けてくれている座り込みの現場、当事者の感じていることに触れる大切さを感じた。

今まで投票に行ったことのない人を開拓する方策としての保守的な表現やネットでの広がり、N党の諸派を集めたやり方、考えさせられたなぁ。
特にアフタートークとの対比で。劇中の三角形の図もわかりやすかった…

市政をたのしむ、政治に関心を持つってさ…

総括的に言うと、立候補、選挙、投票がもっともっともっと身近な日常になるには、選挙という祭り以外の活動が大事だなーと思った。踊ってこ〜鳴らしてこ〜

入口は「政治」という言葉じゃなくていいなと。「生活者」として大切にしたいことを1つでいいからつかんでおくこと。離さないために深堀りしたり、共有したりしておくこと。

あとは、アフタートークと質疑応答で、「選挙」「政治」と同じ言葉を使っていても、それぞれの経験や関心によって、知ってることや気になることにかなり差があることを改めて感じた。

だから政治の話をするのって難しいし、避けたくなっちゃうし、「投票に行きましょ〜」と言うだけじゃ投票率は上がらないよね。と。

市政をたのしむユニット:ゆるりと◎としても、いろんな話をしていきたいなと改めて思ったし、気になることが出てきたりやれそうなことが何かあるなとうずうずし始めてしまいました。

とりあえず、ゆるりと◎の舞をご覧ください。
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