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I CAN'T BREATHE(息ができない)


1) ミネアポリスは燃えている。

"I can't breath" の文字を見た人は、これは、直ぐにNYに飛び火すると思っただろう。

そして、NYに火がついた。

ミネアポリス2


2) 白人の警官に膝で押さえつけられて、黒人のGeorge Floyd は死んだ。
"I can't breath..."(息ができない)


3) George Floyd の最後の言葉。


4) 2014年、なんの罪も犯してないEric garner がNYの警官たちに地面に押さえつけられて死んだ。
彼の死ぬ瞬間の映像がSNSを通して全世界に拡散した。"I can't breathe, I can't breathe" (息ができない、息ができない)というEric garner の声が残った。


5) "I can't breathe" はそれ以来、人種差別に対する抵抗を象徴する言葉となった。
Hip Hop アーティストのDAX は、"I Can't Breathe" を作り、それは人種差別を抗議するOfficial Music Videoとなった。


6) ミネアポリスから"I can't breathe" という声が聞こえてきた時、一番最初に立ち上がったのがNew Yorker だった。彼らはEric Garner の最後の言葉を忘れていない。


7) クオモ知事が団結させようとしたのはこういう人たちだ。強制になんの効果もないことは、NYで生まれ育ったクオモ知事には分かりきったことだった。ニューヨーカーを信頼し、どんな行動を取るかを彼らの判断に委ねるという戦略に彼は全力を尽くした。


8) アメリカという国家の造りには革命権という概念が内在する。「政府が権力を行使するのは国民が Trust するからだ。もし政府が国民の意向に反して、国民の生命、財産や自由を奪うことがあれば、国民は抵抗して政府を変更することができる」


9) "I can't breathe" を受け入れない、別の表現で言えば、窒息させられることを受け入れないという堅い岩盤のようなものがアメリカにはある。だから、このような抵抗は容易に全米に拡がっていく。

LA(↓)


10) 国家の権力の正当性は、原始的な自然状態の社会から個人が自然権の一部を国家に信託するという社会契約にのみある。だから、公務員は「国民の使用人(civil servant)」と呼ばれる。

王権神授説という神話に基づく君主制や国王制とは全く異なる。

メンフィス(↓)


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オリジナルのツイートはこちら。



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元連合国 (United Nations) の敵国職員。 日米英の教育機関で放蕩した。P2からD1まで連合国で26年働いた。仕事のほとんどは戦場だった。難民保護、人道支援、平和維持活動、対テロ対策、名大助教授を経て、ブロックチェーン顧問。 2019年6月30日、連合国を退職した。

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