アーゴヨンの素早さ調整
アーゴヨンというウルトラビーストがいます
バランスの良い能力と、アタッカー向きなとくこうとすばやさ、特性ビーストブーストと、使い勝手の良い高速アタッカーです。
一つ課題があります。最速にすると、とくこう < すばやさ になってしまうため、ビーストブーストで素早さが上がってしまいます。一方で、最速にしないとエースバーンなどに抜かれてしまいます。
その調整の検討のために、この記事ではアーゴヨンの「すばやさ」と「とくこう」の調整について考えます。
調整は3パターン
調整は以下の3パターンがあると思います。
○ 最速（正確補正あり、すばやさ252振り）
○ C=S調整（ビーストブーストでとくこうが上がる中で最速にする）
○ 準速（とくこうに正確補正をかけて、すばやさ252振り）
ちなみに、僕は、このツールでステータスを計算しています。
アーゴヨンの調整は、最速と準速以外に、C=S調整があります。
Sに補正はかけますが、努力値を252振らないで、「とくこう」と「すばやさ」の値を同じにします。
ビーストブーストの仕様により、値が同じ場合はとくこうのほうが優先されるので、とくこうが上がります。
準速だとすばやさ173なのに対し、この調整だと素早さ179になります。
最速: 190 = 最速121族（あたりまえ）
C=S: 179 = 最速111族
準速: 173 = 最速106族
具体的にどのあたりが抜けるのかを見てみます
具体的のその素早さ種族値にどんなポケモンがいるのかというと（代表的なポケモンだけ）
121: 最速アーゴヨン
120: インテレオン、ジュカイン、ダグトリオ、フーディン
119: エースバーン
118: ルチャブル
116: エルフーン
115: アグノム、スターミー、ライコウ
114: ココロモリ
112: ペンドラー、ルガルガン
111: C=Sアーゴヨン、化身トルネロス、化身ボルトロス
110: ゲンガー、ユキメノコ、ラティアス、ラティオス
109: アイアント、カミツルギ、アローラキュウコン
108: コバルオン、テラキオン
107: ズガドーン
106: 準速アーゴヨン、レパルダス
これを見ると、準速→C=Sにすることで、アローラキュウコン、ラティオス、ラティアス、ゲンガーあたりが抜けるのは大きそうです。この3匹は、上を取ると勝てる可能性が一気に上がります。炎技をもたせる場合は、アイアント、カミツルギを抜いているのも大きいです。
C=S→最速にすることで嬉しいのは、エルフーンとエースバーンでしょうか。エルフーンは補助型が多いので、ほぼエースバーン意識になりそうです。
C=Sにする場合の努力値の振り方
性格おくびょうで、C252, S172, H84 となります。HP努力値84で、HPが159になり、16n-1 かつ 10n-1 になるので、天候ダメージ、いのちのたまと相性が良いです。
この調整がきれいなので、僕はこの振り方が好みです。C=S にすることで、108, 109, 110 が抜けるのも非常に大きいです。カミツルギ等がいる関係からほのお技の価値が上がるので、ほのお技は採用しましょう。
エースバーンに抜かれるデメリット
メインの「かえんボール」と「とびひざげり」を、ともにアーゴヨンは半減するので、もともとエースバーンには強めであります。
しかし、素早さでエースバーンに負けている場合で、エースバーンが「アイアンヘッド」を採用していると、エーエスバーンの特性「リベロ」でタイプが「はがね」になり、アーゴヨンのメインウェポンである「どく」と「ドラゴン」がともに半減されてしまい、面倒になります。
エースバーン側の視点に立つと、アーゴヨンが最速だと抜かれているので、そんなに舐めた立ち回りはできないです。
参考: エースバーンの上を取っていたとして、エースバーンがHP4振りだと、いのちのたま りゅうのはどう: 確定2発
いのちのたま ヘドロウェーブ: 乱数1発（6.3%）
いのちのたま りゅうせいぐん: 確定1発
持ち物無し りゅうせいぐん: 乱数1発（31.3%）
エースバーンが「ふいうち」を持っている場合は、かなり微妙な戦いにはなります。ダイマックスされ「ダイジェット」をされると、アーゴヨン側はかなり厳しいことになります。
最速、準速の場合に考えること
最速の場合は、エースバーンを抜けますが、火力不足になりがちです。ビーストブーストで補うこともできないので、ダイアシッドやわるだくみでカバーすることになるでしょう。
準速の場合は、素早さを補う必要があるケースが増えるので、ダイジェットを採用する、といったことになるでしょう。
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