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毎日をご機嫌にすごすこと

仕事人としても、女性としても憧れた人からの言葉

10年勤めた前職を辞める際に、お世話になった方々にご挨拶をして回りました。一緒にお仕事させて頂いたのは、キャリアのある大先輩ばかりで、辞める際にも大事なアドバイスをたくさん頂きました。その中で、いま、withコロナの時代に思い出す言葉があります。

その方はお仕事でご一緒したある料理研究家の先生の奥様なのですが、敏腕マネージャーで、時に怖いぐらい仕事に厳しいのに、仕事を離れるとチャーミングで人情に厚くて、「いつかわたしもこの人みたいになりたい!」と心から憧れている人でした。ここでは仮にKさんとお呼びしたいと思います。

Kさんから頂いた言葉が、「毎日をご機嫌に過ごすこと」でした。生活者としての視点を無くしてしまうと、企画を立ててもどこか偏ったものになってしまうもの、と仰っていました。たくさんのメディア関係者と付き合いのあるKさんの言葉だけに、とても説得力がありました。想像でしかありませんが、仕事に熱中するあまり毎日を大事に過ごすことを忘れて、結局良い仕事が出来ない例をご覧になっていたのかもしれません。

また、「ご機嫌」という言葉の使い方もとても素敵だなと思ったものです。「なんだか今日はご機嫌だね」と言われた時の、楽しい気持ちを持って暮らすというイメージが自然に浮かびました。

仕事のアドバイスとして頂いた言葉ですが、それに留まらず、暮らしや生き方の指針としても、これほど女性が同意できる表現はなかなか無いのではないでしょうか。目標のために日々を犠牲にするのではなく、毎日を自分のご機嫌をとって軽やかに生きたいという思いは、けっしてわがままでは無いのだと感じました。むしろ、仕事とプライベートの両方を充実させるために必要不可欠なものだと感じ、以来、大切な言葉として折に触れ思い出すようにしています。

withコロナの時代に 自分のご機嫌を取るには

さてひるがえって、2020年の3月ごろから続くwithコロナの時代です。どのように自分のご機嫌を取っていくか、私自身試行錯誤の毎日です。なんといっても、「毎日をご機嫌に過ごすこと」をこの時代にあわせて再構築しないとなりません。

出来ないことがたくさんありますが、気持ちを研ぎ澄ませて自分の小さい幸せを感じる力と、前例にとらわれず新しいものを試してみるチャレンジ精神が大事かなと思います。人が良いと言ったものを気軽に取り入れて間口は広げ、それが自分の気持ちに合うか、心の声に耳を澄ますようにしています。

自宅周辺で、美味しいご飯屋さんを見つけたり、自然に触れられるお気に入りの息抜きスポットを見つけたり、少しずつ自分が嬉しくなるスポットが増えてきました。家で楽しめる刺繍などの手仕事も、没頭できて楽しいものです。今まで通り過ぎるだけだった駅と家の途中のお店や通った事のない裏通り、こうして地域にスポットが当たるのも良いものだなと思ったりもします。

タイトル写真は、最近いちばん作って嬉しかった手料理です。お気に入りの近所のお魚屋さんで、新鮮なあじを三枚さばいてもらいました。醤油ベースのタレとあえて、レンジで蒸したもの。お魚をおろせない、蒸し器を持っていない私でも、お店の料理だと思っていた美味しい蒸し魚料理が簡単にできることにちょっと感動しました。

さてさて、ここまで、私のひとり言noteにお付き合いいただきありがとうございました! 皆さんにもたくさんのご機嫌がおとずれますように!

 #私の格言 







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