コロナ対策の給付は、在外日本人に届くのか?

日本政府のコロナ対策、約139万人の在外日本人は切り捨てになるのだろうか。

今、住民基本台帳やマイナンバーを利用した給付が検討されている。けれど、私のように住民票を抜いて海外に出ている人が相当数いて、住民基本台帳への登録もマイナンバーもないので、この方法では完全に給付対象から外れてしまう。
滞在国で支援を受けられた人もいれば、ビザに影響する可能性を考慮して申請せずにいる人、そもそも滞在国で支援を受けられない人もいるはず。
しかも、もし日本国内の住所への郵送受取などが必要な方法になれば、受け取りようがなく、住民票を残していても給付を受け取れない人が出てくる。

みんな、それぞれの事情で帰国できなかったり、収入減に苦しんだりしている。
下手にロックダウンが長引いて滞在国の支援も受けられない場合が一番やばい。日本国内の貧困にすら目がいかない政府、COVID-19で困っている在外日本人には自己責任論が降ってきそう。どこでどの国に一番税金を納めてきたかじゃない。奨学金が途絶えた留学生も、海外で自営業で頑張ってる人も、一律にしないと困る日本人が世界のあちこちにいるはず。
私自身、滞在国に申請すれば支給される可能性がありつつも、ビザへの影響が気になり、できれば一番長く税金を納めてきた日本政府にお願いしたい。

当然、二重取りという批判は出てきそう。それは、全く経済的に困っていないとてもリッチな人は、流石に積極的にやらない方がいいとは思う。けれどこのとんでもなく不確実な時に一番必要なのは、困っている人に届くこと。相当余裕のある人でない限り、全く先の見えない時代なので。
最悪、コロナ収束後に各国の政府とデータをやりとりして過剰な二重取りに対応する方法もあるけれど、それも行政の無駄な手間であって、それをやる位なら全員支給にした方が効率が良い。

日本国内では住民基本台帳や郵送の利用が効率的で良いと思います。
しかしその登録がない在外日本人に対しては、各国の大使館を通じて、在留届や在外選挙人名簿を利用し、ロックダウン中に外出しなくても受け取れる形を模索しては頂けないだろうか。

#日本に住む全ての人に今すぐ補償と給付を
#全ての在外邦人にも今すぐ補償と給付を

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