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わたしは何をする人ぞ。

こんにちは。iCARE メディカルスタッフのさいとうです。

この記事では、先日参加しました第一回日本産業衛生学会産業看護部会の学会で勉強になったことを紹介します。

「私は何をする人ぞ。」ついつい思いの丈をTwitterに載せてつぶやくくらい、頭の中で考えています。

実地研修ということで、とても素晴らしい先輩方に囲まれて一つのテーマについて意見交換をする時間を持つことができました。
私の参加したグループワークは、「経営的な視点をもち、戦略的な健康支援を展開していくために」というテーマ。すごく俯瞰的なテーマで難しそうでしたが、一番産業保健の視点と親和性が高いのではと思ったことが選択理由です。

そこでの気づきは、2つ。

ひとつめは、専門家として高い成果をあげるために必要なコンピテンシーを考える必要があること。コンピテンシーというと難しく聞こえますが「自分は専門家として何をする人ぞ。」ということなのかなと。
研修のグループにいらっしゃった大先輩のお言葉を借りますと、「エビデンスのある実績、症例の積み重ね、何を強みにしているかという、できることの裏付けによって表現される専門性」を体現できることをいうのかなと感じました。

ふたつめは、伝える力

産業保健職の役割や、自分の強みを相手に伝えられるようになること。
そのためには伝える力が必要。わかりやすい説明の仕方、資料の作り方、伝えたいことの核心は何かを、簡潔にできること。産業保健職以外の方々に説明できるようになることが最初に大切なスキルかもしれません。

さて、では産業看護職がもつ経営的視点とはどういったことでしょうか。

健康課題は、経営層が考える課題と産業保健職が考える課題がずれていることが多いそうです。そのため、健康課題と目指すべき姿を一緒に考え、一致させていくことをしていく役割があるそうです。
「健康管理をして、どういう従業員を作りたいのか」「どういうサポートをしていきたいのか」を、経営陣と考えていけるよう働きかけていけるようになることが、いわゆる「経営的視点」のひとつなのかもしれません。

ここで、健康経営のポイントも教わりました。

他社事例の真似では成功しにくいそうです。なぜなら、健康課題は各々ことなるため自社オリジナルを考えていく必要があるからです。経営陣、人事労務、外部関係者の課題を拾い上げ、総意をまとめていくことを意識するほうが、とても重要なんだということだそうです。

産業保健は奥が深いなと。楽しく深みにハマっていきましょう。


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