#5 マレーシア教育移住のきっかけ②
こんにちは。けいらです。
まずは、昨日の内容を掘り下げさせてください。
「日本の人口減少」調べ学習を終えて
わかったことは、
・生産労働人口は減少し続けるのに、養うべき高齢者は増えていく
・つまり、若い国民の税金の負担は増える
・税収が減ると、町のインフラが保てなくなる
・子供が減ると、学校や部活動が保てなくなる
・農家の人が減ると、今まで通り野菜が食べられなくなる
・少ない人数で出来るように、いろいろな仕事の仕組みが変わるだろう
などです。
娘には、あって当たり前の町の機能が保てなくなることが、衝撃だったようです。
小学生高学年向けのおすすめ参考文献です。
北海道地方都市では
並行して、当時住んでいた北海道の地方都市の人口減少も調べました。
・人口のピークは1980年代
・市町村合併効果を除き、ひたすら人口減少と高齢化が進行
・遠洋漁業に代わる産業が育っていない
・大学があるので20代の若年者は比較的多いが、定住率は低い
観光都市として有名な地方都市の現実に、混乱しました。
私は北海道の郡部の出身です。
思えば、高校入学のタイミングでこの都市に出てきて、札幌で医師になりました。
私も、都市部に流出した1人なのでした。
10年後はどうなっているのだろう。
後悔のないように、自分と娘の未来を考え続けなければと思いました。
「国の財政と消費税の役割」の配布
娘が小5になり、小学校経由で現実を突きつける配布物が届きました。
全国間税会総連合会が発行する、「国の財政と消費税の役割」という資料です。
令和5年版(娘が貰ったのは令和4年版で、データが少し異なります)
https://www.kanzeikai.jp/img/f_users/r_68215460img20231109134240.pdf
娘1人では、ちょっと読むのが難しい資料です。
調べ学習と重なる部分だけ、簡単に説明しました。
「生産年齢人口が、2022年と比べて2050年に減っているのがわかるね。
2050年の65歳以上の人口は、人数も割合も増えてる。一緒に調べた通り。
なんと、ママも2050年には65歳以上だよ。
税金を負担するのは誰だと思う?」
娘は、自分が調べた通りに進む現実に、少し実感が持てたようでした。
私はと言えば、小学校で配る資料としては異質で、まるで搾取対象として狙われているような、暗澹とした気持ちになりました。
日本の給料&職業図鑑
この頃、娘は、素敵なイラストに惹かれた一冊の本を借りてきました。
娘が通っていた塾には、豊富な蔵書があり、生徒が自由に借りることができたのです。
宝島社の人気シリーズ、日本の給料&職業図鑑です。
娘「ママ、私パティシエになるわ!見て!お給料15万円だって。」
私「なんだって⁉︎ 15万円で暮らしていくってどういうことか、ちょっと想像してみようか?まず税金と社会保険料として、半分くらいのお金を国に納めるよ。家賃と水道光熱費で少なくとも5万円。食事や生活にかかるお金、遊ぶお金、貯金を考えたら、全っ然足りないよ。」
私「試しに、英語でパティシエ、給料で調べてみようか。うーん、生活費が違うから一緒の考え方は出来ないけど、少なくともお給料は3倍くらいありそうだね。」
娘「そんなに違うんだね。私、お給料が高い国で働く!」
私「いいんじゃなーい。とりあえず英語は必要になりそうね。」
娘はきっと忘れているでしょうが、この本の存在も、娘の人生の選択に影響したと思っています。
それにしても、日本は、所得と所得税の仕組み、広義の社会保険料についてくらいは、公教育で教えるべきだと思います。
今は中学校で教えるのかな?
野本響子さん名著「子どもが教育を選ぶ時代へ」
2022年4月、voicyかnote経由で野本響子さんを知り、当時発売されたばかりの新刊を読みました。
頭をがつんとなぐられたような衝撃を受けました。
日本の従来型教育と、他国が目指す教育にこんなに差があるのか、と。
読後に、いろいろと思い出しました。
保育所から中学まで学校が嫌いだったのは、みんなと同じことをやらされるからだったんだな。
あの頃に不登校の選択肢があれば、私もそうしたかった。
大学生の時、先生の質問に、ほぼ先生の言ったことを鸚鵡返しにしちゃって「私、こんなに考えられない人間だったっけ?」と驚いたことがあったな。
研修医時代は、試験問題を解くことに特化した勉強に慣れていたから、仕事のための勉強をどうやっていいかわからなくて、改めて勉強のやり方から学んで、8年くらい苦労したな。
娘の国語の教科書、自分が学んだ小説や詩がたくさん載っていて、30年変わらない内容にちょっと違和感があったな。
人の意識を根底から変えるこの本は、間違いなく私にとって名著でした。
翌5月から野本さんの有料noteに登録し、voicyのプレミアムリスナーにもなって、新しい教育の情報をたくさんインプットするようになりました。
ワクワク海外留学フェア2022
野本さんからの告知で、ワクワク海外移住というエージェントさん主催のオンライン留学フェアを知りました。
2022年5月のことでした。
4月に野本さんを知った翌月ですよ。なんて良いタイミング。
完全に冷やかしでしたが、参加してみることに。
ここから、ワクワク海外移住さんを頼って学校見学に赴き、留学するに至るのです。
さいごに
次回は、留学フェアで思ったこと、2022年10月の弾丸マレーシアインターナショナルスクール見学旅行についてです。
それではまた。
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