5/31には〇ちゅうさんが高橋雄一郎さん・三浦義隆さんを訴えた件の判決文が出てたので読んでみた

この件ですね。

わかりにくいけど、これ高橋さん自身も訴えられてて、三浦さんに関する部分は「別件訴訟」であるにも関わらず司法判断がされてるって感じなのか。

なんか入り組んでてわからない……。
なので、もしかしたら間違ってるかもしれません。無料公開に戻すので間違ってる部分があればご指摘ください。

◇結論:4つのツイートについて判断がされ、1つは名誉棄損自体が否定。残り3つは名誉棄損自体は認められたがすべて違法性が阻却され、はあちゅうさんの請求は棄却された

ちなみに地方裁判所で原告が棄却される割合は10%以下だそうです。かなり筋の悪い訴えだったということでしょうか。

さらにいうと、裁判官は3名のうち2名が女性で、裁判長も女性なので、男性社会云々というのも通用しないと思います。

文章の末尾では「その他の点を検討をするまでもなく」と強めの否定を食らっています。

訴えられたツイートの概要




◇問題とされたツイート① こういう発言すると訴えられるぞ、という趣旨のツイートをRTした。

①については名誉棄損そのものが否定される

◇問題とされたツイートその② 童貞いじりについて突っ込む発言

こちらについては名誉棄損が認められる

しかし違法性が阻却される


はあちゅうさん批判には公益性があり、また「はあちゅうさんが嘘をついたの事実」だから、その具体的な事実を指摘して嘘つきと呼ぶのはOKという判断ですね。

そりゃそうだ。実際に嘘をついていることが明確に示せるのに、嘘つきって言ったら名誉棄損で訴えられる、なんてことが認められるわけがない。

はあちゅうさんの訴訟について論じることは公益性が認められる

◇嘘つきという指摘も「事実に基づいた論評」なのでOK(ちゃんと事実を示さずに書くと問題になる)

というか、はあちゅうさん裁判官直々に「お前実際に嘘ついてるやないか」といわれてしまってる(´・ω・`)

◇問題とされたツイート③ 嘘つき呼ばわりするツイートを直接行った

8件のRT+2件のツイートなので省略。要するにこちらでも「はあちゅうさんを嘘つき呼ばわりした」というのが問題視されている。

②と同様に「名誉棄損ではあるが、違法性が阻却される」という理由で請求却下

◇問題とされたツイート④ セクハラともとれる発言(個人的にはこれはちょっと問題あると思う)

これは名誉棄損とまでは言わないけど、ちょっとアレな発言だとは思うんだが……まぁ名誉棄損とか不法行為に当たるわけではないね。

④も名誉棄損であると認められるが、違法性が阻却される

「人心攻撃に及ぶなどの意見ないし論評を逸脱しない」という判断がされた


参考:名誉棄損の違法性阻却判断の根拠とされた判例についての紹介


①被告の発言は、公共の利害に関する事実にかかっており、公益を図るものであった

②論評についても同様


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