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インボイス制度の基礎を理解する(2/3) 売上5000万以下の人は登録して簡易課税を使うしか無いじゃない!

産経新聞の資料わかりやすかたのでまず冒頭でシェア。

コレを見たら分かる通り、インボイス制度で免税事業者を相手にしている会社、自分たちで負担すると納税額が大幅に増えます。

なので、当然免税事業者のままだと取引を嫌がられます。

なので、免税事業者のままでいたいなら「消費税を受け取ることを最初から諦める」か「新たな取引を諦める」の二択になると思います。(私はアフィリエイトで消費税分を受け取るのは諦めています)

それが嫌なら売上1000万以下でも課税事業者として登録するしか無いです。請求のためのインボイス発行はクラウドツールつかえば簡単て言われてましたが……

複数税率が全ての元凶。まじでクソ面倒くさいです。
会社の情報システムでここの処理の部分設計してるからわかります。

なので、基本路線は「登録して簡易課税」しかないでしょう。幸いにして経過措置がかなり長いので、その間は免税事業者のままでOK。ただ対応の準備は進めたほうがいいですよ。


「益税」とはなにか=受け取り消費税と仕入れ消費税の差額のこと

インボイス反対派が「益税」は存在しないと行ったところで、差分を受け取ってるのは事実なので財務省への反論にはならない

結局、複数税率を認めた時点でインボイス導入は不可避になった→どうすればいいのかを考えるしか無い

適格請求書発行事業者への登録をしないと、大体の場合取引価格は10%下がる(というか実際にすでに下がってる)

アフィリエイトはわかりやすいですね。DLSiteではすでに支払価格下がってます。そしてDMMの場合も下がることが確定してます。Amazonもそうなります。それが嫌ならこれを出さないといけない。

免税事業者には金銭的なデメリットが有り、「課税事業者」も手続き上すごく面倒くさいというデメリットが有る(今までは帳簿方式だった)

ちなみに、課税事業者となるフリーランスの人が猛反対しているのは、益税がきえることよりこの手続き負担の方が重いからとも言われてますね。

免税事業者のままだとこうなる(取引先と価格交渉をしないといけなくなる)

価格交渉しなければジワジワと削られるので、少なくとも2029年までには登録しないと損してしまう

自信がある人はこの機会にちゃんと交渉してベースの価格そのものを上げてもらったほうが良い

インボイス登録する人に決めた人は「簡易課税」を使うしかねえ!

インボイスに登録すると、手続き上めちゃくちゃ面倒くさい

こういうのを一つ一つにちゃんと記録しないといけない。

こうなるのがわかってたのに、どうして複数税率に反対しなかったんですか?どうしてメディアは複数税率の時点でこの問題を報道しなかったのですか?それは新聞が免税される側だったからですね。今更になってインボイス制度の問題を指摘するのは欺瞞ですよ。まじでメディアクソすぎるでしょ


なので、簡易課税を使うのはほぼ必須。

簡易課税のやり方=もらう消費税だけ把握しておけばOK=インボイスを集める必要がなくなる

簡易課税なら、過去の会計ソフトがそのまま使えるのでラクチン。


ただし、設備投資が多い場合は簡易課税が使うと納税額が増える点に注意

インボイスは、転売ヤーキラーではある




おまけ

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